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2020年のふりかえり

2020年12月30日 00:00

毎年徐々に10時間を超える労働日の連勤がなくなり、勤務体系自体は改善されつつあるのかな。(でも、いろいろあって、連勤中からちょっとメンタル負傷気味ですが……。)ともかく、いろいろと大変だった1年。なんとか生き延びましたので、毎年恒例となりました、1年の振り返りです! (これが書けることのしあわせですよね。)

 

1)美術館(私のベスト10展覧会)

1☆鴻池朋子ちゅうがえり(アーディゾン美術館)

 動物たちの毛皮、古代から継承されてきた思想、地球とともに生きることを、強く意識した展覧会でした。

2☆ロンドンナショナルギャラリー(国立西洋美術館)

 パンデミックの影響で、どうなることかと思いましたが、なんとか開催されて良かったです。憧れのクリヴェッリの≪受胎告知≫の精密な筆致を肉眼で見れたことは、大きな糧ですね。

3☆ダグ・エイケン New Ocean: ThawEspace Louis Vuitton Tokyo

 地球の声が聞こえてくる映像アートでした。溶ける氷、大地、空。ブラジルの地球の音を聴ける施設、行ってみたいです!

4☆横浜トリエンナーレ(横浜美術館ほか)

 えびの養殖にかかわる展示は、その後えびが食卓にのぼるたびに思い出してしまうくらいに、インパクトの強い作品でした。また、シダ植物に恋することも、私にはよく理解できました。自然と不自然。世界がやはり歪んでいるように見えてしまうのでした。バスキア展と同じような気持ちになりました。

5☆三内丸山遺跡(縄文時遊館・青森)

 広い空、一万年続いた持続可能社会。集会場の復元された建物は、とても美しく、樹木と土の素晴らしい香りがしました。とんぼがとてもゆったり飛んでいて、私もとんぼになりたかったです(笑)。

6☆甘樫丘とその周辺の遺跡群(奈良県明日香村)

念願の甘樫丘登頂では、感激してしまいました。入鹿の首塚や飛鳥寺などを睥睨し、遠くには法隆寺や藤原京跡を視野におさめている場所。丘のそばの水田には、とんぼがたくさん飛んでいました。いつか、入鹿の暮していた邸宅跡が復元されることを願っています。本州がかつて「あきつしま」(とんぼの島)だったことを、強く認識しました。

7☆森山大道on going(東京都写真美術館)

 大好きな森山さんの写真展。最新の写真も、すごくかっこよかったです!

8☆聖地をたずねて 西国三十三所の信仰と至宝(京都国立博物館)

 規模のとても大きい展覧会で、驚きました。展覧会オリジナル観音Tシャツ、買えば良かったかな……? とってもかっこ良かったから……。

9☆アイヌの手仕事(日本民芸館)

10☆祈りの造形(日本民芸館)

 柳宗悦の多様性への理解と人々の思想を読み解くことができました。沖縄と北海道の、素晴らしい独自の文化に感銘を受けました。

 

2)本(忘備録的に)

★トゥエイン『ハックルベリ・フィンの冒険』(大久保博訳、角川文庫、2004

★ケン・リュウ『紙の動物園』(古沢嘉通編訳、早川書房、2015

★チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』(斎藤真理子訳、筑摩書房、2018

春先に『キム・ジヨン』の翻訳を読み、秋に映画を見ました。小説では、アジアにおいて女性の置かれた立場のきびしさを痛感しましたが、映画ではジヨンさんの置かれた状況にかなり共鳴して、ずっと涙が止まらなかったです(^^;)。普段はあまり考えないように努力しています(考えると頭がおかしくなりそうなので💦)が、私の思考がひとりでおかしいのではなく、同じ考えを持っている人がいることがわかって、少し嬉しかった読書体験でした。

★ジャッキー・ケイ『トランペット』(中村和恵訳、岩波書店、2016

★ジャッキー・ケイ『ストローガール』(代田亜香子訳、求龍堂、2005

ジャッキー・ケイに出会えたことは、今年の大きな糧でした。来年は、少しイギリスの現代詩について勉強しようかと思います。

★ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』(新版、池田香代子訳、みすず書房、2002

★マラマッド『魔法の樽 他12編』(阿部公彦訳、岩波文庫、2013

☞父の勉強していた小説家ということで、初めて読んでみました。ユダヤの人々の生活を感じました。

★クッツェー『モラルの話』(くぼたのぞみ訳、人文書院、2018

☞クッツェーの影響で、ヴィーガンになることもやぶさかではないと感じてしまいました💦 我々は地球人であり、英語も日本語も意思疎通のひとつの手段でしかないこと。動物たちが日々、人間の食べ物のために、生きることを尊重されないまま、無残な死を遂げていること。イギリスの「動物福祉」の考え方の重要性を改めて認識しました。(でも、お肉は食べます。日々とても動物たちを思いやりつつ、感謝して食べています。)

★磯淵猛『一杯の紅茶の世界史』(文春新書、2005

1719世紀、特に19世紀のイギリスの身勝手さには感服しました。紅茶が大好きで、アールグレイ中毒みたいなものですが、なぜこの紅茶が私に飲まれているのかを、じっくり考えるきっかけになりました。(でも、世界の人々の労働に感謝して、飲んでいます。飲まずに仕事はできないので……。)

★オラシオ・キロガ『愛と狂気と死の物語 ラテンアメリカのジャングルから』(野々山真輝帆編、彩流社、2010

★ジョージ・タケイ『敵と呼ばれても』(作品社、2020

★ワーズワス&コールリッジ『抒情歌謡集』(宮下忠二訳、大修館書店、1984

★池上俊一『動物裁判 西欧中世・正義のコスモス』(講談社、1990

★ジャック・ロンドン『白い牙』(深町眞理子訳、光文社古典新訳文庫、2009

☞ホワイト・ファングをウチでも飼いたいです(^v;) 家を大きくせねば……?(^^?)


今年は野球観戦が一度もできず、さらに4月から12月まで、ひたすら息つく暇もなく、バイトのオンラインお化けとの闘いに追われて明け暮れていました。バイト先への通勤がないと、まず朝起きれない(意志薄弱)。夜型になる。作業は週末へ繰り越されて出かける機会が減る。リフレッシュがなかなかできない。駅の乗り換えなどがまったくないので、体力がなくなり、体重が増える。ただし、睡眠がたっぷりとれているので、メンタルもフィジカルもわりと元気で。風邪もぜんぜんひかないし、肌荒れもなく……。睡眠の重要性に気づくことのできた一年でした。生きていれば、いつかゆっくり眠れる日も来るのだと思いました。でも、バイト先へ行って、バイト先の人々とおしゃべりしたり、若者たちと話したりできないと、なかなか気分転換もできず、やはり本業だけの生活はきびしいところが多かったです。本業、同僚たちに恵まれていることは幸いなのですが……来年は、少しでもみなさんと直接お目にかかって、一緒に勉強したりおしゃべりしたりできることを、心底願っています。

 

来年もどうぞよろしくお願い致します!


2019年のふりかえり

2019年12月31日 21:29

今年は、なんと、連勤じゃなかったんです!👍例年は十何連勤なのに(笑) すごーい💖(*´∇`)ノ

というわけで、毎年恒例の、1年のふりかえりをしてみますね。

(1)美術館(私のベスト10展覧会)
1☆バスキア(森アーツセンター)
 頭を強く「ぶん殴られた」感覚。ヴォルスや難波田史男の絵画を見た時と同じような、この世が歪んで見える展覧会。
2☆ドービニー(損保ジャパン日本興亜美術館)
深呼吸ができる展覧会でした。ドービニーさんと、舟に乗って、写生したい気持ちになりました。
3☆山沢栄子(東京都写真美術館)
わんこ🐶💕👍☺️💗山沢さんの抽象写真も素敵でした( *´艸`)♡
201912312006329ab.jpg

4☆宮本隆司(東京都写真美術館)
徳之島のお写真含め、その土地に根づいた息づかいを感じることが出来ました。
5☆シンコペーション(POLA美術館)
ポーラ美術館までの遠征の記憶と、そこで食べたベリーケーキの味もあいまって、良き思い出です。ティルマンスの写真がめっちゃかっこよかった~👍( *´艸`)💗
6☆バレル・コレクション 印象派への旅(Bunkamuraザ・ミュージアム)
大好きな、シダネルを、わりとたくさん見られて、とても満足でした。
7☆束芋 透明な歪み(Pola Annex)
束芋さんの(良い意味での)独特な薄気味の悪さと、人間存在の危うさを読み取ることのできた展覧会でした。
8☆美ら島からの染と織(松濤美術館)
9☆唐三彩(出光美術館)
東京の夏のあっつーい記憶とともに。どちらも、色彩をよく覚えています。
10☆鈴木大拙館(金沢)
秋の旅の途中で立ち寄った場所。展覧会ではないけれど、とても静かで、白く美しい建物が印象的でした。

(2)本(忘備録的に)
★ゼーバルト『空襲と文学』(鈴木仁子訳、白水社、2008年)
★ノサック『死神とのインタビュー』(神品芳夫訳、岩波文庫、1987年)
この2冊は、ペアで連読しました。第二次世界対戦末期、英空軍による、ドイツ諸都市への猛烈な空襲。これを投影した作品に対する批評と、これを主題に据えた作品。
★津島佑子『ジャッカ・ドフニ 海の記憶の物語』(上下巻、集英社文庫、2018年)
ずっと読みたかった本。文庫化されたということで、さっそく。アイヌの少女と、かくれキリシタンの青年の成長過程に、歴史が影を落とす。共生と寛容って、ホントに大事なんだなぁと、つくづく思いました。
★オーウェル『あなたと原爆』(秋本孝文訳、光文社古典新訳文庫、2019年)
ナショナリズムに関する考察だけでなく、恐ろしい兵器についても鋭い知見を与えてくれる一冊でした。

(3)その他のおもしろかったこと
★野球は、応援しているカープさんは4位でちょっと残念でしたが、昨年の予告通り(?!)、西川龍馬選手を特別めちゃくちゃに応援しまくった1年でした(笑)。実は、西川選手にツボってしまったお陰で、読書記録が過去最少となり、夏の間は、会う人会う人、「西川選手の話しかしないねー(苦笑)」と言われ。ツイッターでできた西川選手ファンのお友達に会いに、尾道まで強行軍の日程で行ってきました!👍(*´∇`)ノ💖⭐️みなさまに大感謝です🎵

9月以降、メンタル、フィジカルともにかなり追い込まれてしまい、復活するのに3ヶ月。11月の尾道の旅を経て、12月に入り、ずいぶん改善しました。勉強も読書も難しい状態だったので、来年は今年よりは本を読みたいなぁ。

野球の現地観戦も、近所のゾゾマリンはもちろん、他にもちょこっと行きたいです。資金調達のため、来年はもっと働きます(笑)💦

来年も、どうぞよろしくお願いしまーす!!(*^ー゚)ノ

2018年のふりかえり(ひとり望年会)

2018年12月30日 16:11

2018/12/30 (Sun) 16:11

毎年恒例の怒涛の連勤(今年は13連勤)を終え、「フランスアの連投ってすごいなぁ」とカープのフランスア選手に人知れず尊敬の念を覚えつつ、すっかり年末となりました。昨年末に「ひとり望年会」を更新して、記事がなんと3つしかなかったことにビックリ。いやー、忙しかったっス。このブログの更新履歴を見ると、20代だったころは、まだ体力・気力が残っていたんだから甘っちょろかったなーというかやっぱ若かったなーというか、いろいろと思い起こすことも多くて。



何はともあれ、2018年もあと32時間。せっかく少し余力があるんで、また今年も「ひとり望年会」を書いてみようかと思います。



(1)美術館(私のベスト10展覧会)(❤印は、個人的に心を大いに癒された展覧会)

・ルドン 秘密の花園@三菱一号館(丸の内)。色彩のルドンは、オフィーリアにつながる。花と女の子の組み合わせが幻想的。

・木島櫻谷@泉屋博古館(六本木)。今年の一番にしたい展覧会。動物に対する優しいまなざしがクールでした。❤

・くまのパディントン@文化村(渋谷)。パディントンの作画の歴史をたどれました。作家さんによってパディントンの可愛らしさが変わるのが興味深かったです。❤

・清朝皇帝のガラス@サントリー美術館(六本木)。連年紆余ということばを覚えました。ますます鯉が好きになりました(←ぇ)。色彩を帯びたガラスも美しかったです。

・NUDE@横浜美術館(横浜)。この前写真美術館(恵比寿)で見た「小さいながらもたしかなこと」展の森栄喜さんの作品群と同様、旧来的な価値観をぶっ壊しにくる展覧会。そして私はそういう展覧会が好きなのです(^^;)。このNUDE展は、歴史的な俯瞰を施してあって、旧来的な女性の裸体画から、現代の性を越境した、ひとりの人間を描く裸体画へと変容する、裸体をめぐる視点の変化を説明してあるのではないかと思いました。21世紀だから、やはり人間が一人の人間としてものを見られるような視点が大切なんだというメッセージを、イギリスから届けられたように感じました。

・琉球 美の宝庫@サントリー美術館(六本木)。琉球王国は毅然としてそこに存在して、輝いていたのだ。あの戦争さえなかったら、国宝と呼ばれるものが、もっとずっとたくさんあったのだと学びました。

・ピエール・ボナール@国立新美術館(六本木)。ボナールの、描く対象を優しくとらえる目線が好き。❤

・フィリップス・コレクション@三菱一号館(丸の内)。ジョルジュ・ブラックの作品がいちばんクールだったけど、大好きなガンディンスキーの作品もあり、ミニチュア額縁のグッズも可愛らしくて、近代好きには大満足な展覧会でした。https://mimt.jp/pc/

・木村伊兵衛 パリ残像@三越(日本橋)。柔らかい太陽の下で、人々の日々の生活が営まれている。写真に写る人々がいい表情だったんです。

・ルーベンス@国立西洋美術館(上野)。マグダラのマリアと、キリストの十字架降下の絵に、すっかり魅了されてしまいました!



(2)本(忘備録的に)

・瀬川拓郎『縄文の思想』(講談社)。ニライカナイの思想、海と山と人間との関係、そして自由と平等の在り方。久しぶりに新書読んでて泣きました。

・ロバート・F・ヤング『ジョナサンと宇宙クジラ』(ハヤカワ文庫)。クジラという生き物そのものも好きなんですが、この短編小説集は、宇宙と地球と人間との関係を見直すいい機会になります。

・オーウェル『パリ・ロンドン放浪記』(岩波文庫)。イギリスのアンダークラスが、保守党政権の緊縮財政で苦しんでいるという話は、現代の話ですが、この本を読んだ後では、時代が進歩していないんじゃないかとさえ錯覚してしまいました。

・ウォラギネ『黄金伝説』第1巻(全4巻)。アンデレとセバスティアヌスと福音書のヨハネ推しです(笑)。マジカッコイイ。

・ブレイディみかこ『子どもたちの階級闘争』(みすず書房)。読み始めのころは、句読点の位置に大変戸惑いましたが、読み進めるうちに慣れてきました(笑)。私、寛容になったかも? 少しこちらの器の大きさを広げてくれるような書物でした。



資格試験の勉強と、仕事の準備のための資料読みが多くて、例年比50%止まりになってしまいました。もう少しいろいろ読みたいんだけどな……。来年ももう同じ感じになるのがほぼ確定なので、1冊でも多く、興味本位で読めるものを読めたらなと思います。



(3)その他のおもしろかったこと

・ドラマは、「NCIS: New Orleans」。今年はシーズン2をコンプリート。

・野球は、カープ3連覇~~~!(^▽^)/ でも、ポストシーズンでは、日本シリーズがまた悔しかったし、選手の移籍で悲しい気持ちになったりもしましたが、3連覇は3連覇。来年も、タナキクはもちろん応援しますが、のまりょませーや(野間峻祥選手・西川龍馬選手・鈴木誠也選手)もめっちゃ応援します(とくにりょま!!)♪

・お茶は、次の3社をメインに愛飲中。

Palais des Thes(http://www.pom.co.jp/)

TWG(https://www.tokyugf-twg-tea.com/)

KUSMI TEA(https://www.kusmitea.jp/)

とくに今年は、TWGとの出会いもあり、またKUSMI TEAのPrince Vladimirが神懸り的に好きな味で夢中になり、素敵なお茶とたくさん出会えて、良い1年でした。



来年も、自分の限界に挑戦するプロジェクトが続きます。イエス氏の十字架を思えば、何でもできそうな今日この頃(『黄金伝説』第2巻を読んでいて、その影響でこんな心持ちになっているのです)。



それでは、2019年も、どうぞよろしくお願いいたします~☆

さてさて……

2018年12月12日 18:54

だいぶ間があいてしまいましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今年も残すところあとわずか。2018年、わりとがんばってきたんじゃないかと自画自賛。
来年はさらに自分の強度を試してみる企画が満載です。

余裕があればまた月末に更新します!

隣の芝

2018年03月03日 00:01

隣の芝

どうしたら お金がいっぱいあるように
どうしたら 時間がいっぱいあるように
どうしたら 海を渡って 西のくにへ
どうしたら 海の見える 港のまちで
どうしたら のんびりゆったり 生きられるのか

隣の芝は いつも青い
あんまりに青くて 目がくらむ
格差社会とは言うけれど
 古代から現代まで 人類史は格差社会の歴史
 誰も羨まずに 生きられたなら

前を 上を まっすぐ見据える力なんて
 だれもが持ってるわけじゃない
 斜に構えることが こんなに足枷になるなんて
 前を 上を 見据えられる
 そんなきみが 羨ましいんだ

きっと 西のくにに生まれていたら
きっと 東のくにに憧れていたのか

いつまでも
 抜け出せない東洋の沼
 抜け出せない夜の地下室


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