『アルゼンチン対ブラジル』だなんて…☆

2005年08月31日 22:40

Placrunchchoco

 このブログでは初めて書くことになるけれど、実は私Shallot、サッカーはアルゼンチンの隠れファン(?)でありまして、特に現在リーガエスパニョーラのチーム、バレンシアで大活躍中のアイマール選手(略称アイたん)と、現在ブンデスリーガはレバークゼンで活躍中のプラセンテ選手(略称Pla/上図)の大ファン(?)だったりします。
 カテゴリを「書物拝読」にしておいて、何でサッカーの話題かというと、先日電車で、Sportivaという雑誌の広告を拝見致しまして、なんと思いっきりアイたんの写真(しかも笑顔)がドカーンと吊られていたので、「これは立ち読みしなくては!」(←立ち読みかよ)と、本日チラッと拝見。というわけで「書物拝読」のカテゴリなんです。
 欧州の各リーグ内に在籍しているアルヘンとブラジルの選手たちの、細かな顔写真配置図があり、珍しくちゃんとPlaもいて、ウキウキ♪そうか、私が論文やら何やらで日常をバタバタと過ごしているうちに、シーズンも既に新たに開幕。いつかレバークゼンの応援をしに、ドイツに見に行きたいなぁ~と思っているまま、早くも2年の歳月が過ぎ。去年の今頃、レバークゼンは主力の選手がたくさん移籍してしまって、なかなか難しいシーズンだったんじゃないかなぁと思いをはせつつ…。それに、ワールドカップもだんだんと近づいてきたし…。
 雑誌のちっちゃな写真一枚で、Plaを含め、レバークゼンのことをいろいろ思ってしまいました…。
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眠れぬひとの太陽よ!

2005年08月31日 00:37

眠れぬひとの太陽よ! 憂鬱な星よ!
おまえの払い散らせない暗闇照らす陽光は、
涙まみれの陽光は、遠くに慄えて耀うの。
どんなにおまえは鮮やかに蘇る喜びに見えるの!
そして過去は、あの日の光は、仄かに煌き、
過去は輝き、けれど脆弱な光の筋は、未来を照らすことはない。
かなしみさまは、夜の光の眼差しを、じっと見詰めているのです。
はっきり見える、けれど遐い――澄んで――けれど、あぁ、なんて冷たいの!
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欅の睡み ―Last Autumn's Dream―

2005年08月27日 22:48

latumdre

 団地の真ん中にある広場には、おおきな欅の木があって、毎年秋になると、そっと青空にときめきながら、風の誘われるままに、哀愁を帯びた茶色の枯葉を、振り落とす。私の幼かった頃は、まだ祖父が生きていた頃は、よくその欅の下で、散歩がてらに買ってもらったたこ焼きやら、アイスクリームやらを、その尊さを感じることもなく、あたりまえのように食べていたものだった。あの頃の時間は、もう戻ってはこない。
 私が十代の頃は、祖母と買い物に出かけるとき、その欅の木の下を潜り抜けてバス停へと向かった。足の悪い祖母は、買い物の帰りにはきっとそこにあるベンチへ腰掛けて、「あぁ、いいお天気。」と嬉しそうに微笑んでいた。私は、その尊さを感じることもなく、あたりまえのように祖母の微笑を受け止めていた。あの頃の時間はもう、戻ってはこない。
 私が二十代になって、祖父は既に他界し、祖母は老人ホームへと入ってしまったから、もはや二人はそこにはいなくなってしまった。一度、あの頃の記憶を辿ろうと試みて、私は再びその欅を訪れた……あぁ、あの夢のような時間は、あの秋の記憶は、もはや存在しない! どこへ消えてしまったのか、あの人たちは? 
 私は今三十になった。今はただ、消えてしまった人たちを想っては、欅はあの頃と同じように茶色の涙を落とし、青空の下で白昼夢を見てはかさこそと音を立てている。今、あの欅の木の下で、小さな子供がおじいちゃんとおばあちゃんを呼んでいる。けれど、そこには誰も現れないのだ。
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Un reve de la libellule ―ギュスターヴ・モロー展―

2005年08月20日 02:55

Salome de Moreau

 東京渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の『ギュスターヴ・モロー展』に行ってきました。モローさんの絵画を「めちゃめちゃ大好き!」と言うほどではないのですが、ヤハリ象徴派絵画と聴くと、ワクワクしてしまいます。
  いくつか、かなり眼を惹かれる作品がありましたが、サロメをモチーフにして描かれた油彩画『出現』は、(この作品は、国書刊行会から出版されているマリオ・プラーツ著『肉体と死と悪魔』の表紙にもなっており、そのインパクトの強さは予想通りで、)背景の建築物を輝かせて見せる白く細かな線が美しく、その丁寧な仕事に驚くばかりでした。
 サロメをモチーフにした作品の中で、イチバン気に入ったのは、『サロメ』1875年版(上図)。横顔のサロメは、白いドレスに身を包み、どこか祈っているようにさえ思えます。このドレスの重みの深いこと深いこと…素敵です。黒と白のコントラストが鮮やかでした。
 『ケンタウロスに運ばれる死せる詩人』という油彩画では、ケンタウロスのおじさんの表情と言ったら! 痛々しいくらいに悲嘆に満ちていました。
 ところで、イチバン気にかかった作品は、小さな作品ではありますが、『トンボ』という水彩画です。トンボの上半身を人間の姿で描いた絵画は初めて見ました。折りしも夏の終わりから秋にかけて、シオカラトンボが空へと舞い上がる季節。彼らは何を夢見て空へと向かうのか…。一枚の小さな絵から、夢想は限りなく羽ばたいていきました…。
 この展覧会は、前期と後期で、スケッチ画や水彩画を中心にかなり内容の入れ替わる展覧会のようで、個人的にはもう一度行ってみたいと思っています。現在金欠のため、今度行ったときには是非図録をゲットしたいなぁと思いつつ。そうしたら、『トンボ』の絵もアップできるかな?なんて…。
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湖の木陰にて

2005年08月17日 13:26

白樺湖畔

【Memory】

きみはどこに彷徨うの?
真っ白な 真っ白な ワンピース
霧のような 雨立ち込めて
あぁ 気が付くと 夕暮れ…

きみはどこへ彷徨うの?
淡い百合の 花のよう
土砂降りの雨に 立ち濡れて
あぁ 気が付くと 夕暮れ…

きみはどこに飛び立つの?
水鳥たちの 背に乗って
雲のような 水蒸気
あぁ 気が付くと 夜明け前…

展望台から

【au loin】

あの丘の向こう 町があるよ
湖のほとりに 小さな建物
お土産屋さんが 軒を連ねて
旅人たちに ふっかける

あの町のむこう 広い田んぼ
どこまで続く 稲穂のダンス
農家の屋敷が ごろごろしてて
昔のしきたり 幅をきかせる

あの田んぼ 更に超えて
大渋滞の 高速道路
運転手さんは どこもイライラ
パーキングエリアで 一休み

あの道のむこう 煌く都会
どこまでのびる 高層ビルたち
あんまりに人が 多すぎて
夏の暑さも ヒートアイランド

さても都会の 片隅で
カタカタパソコン 画面の前
夢想は遥か 遠くの丘へ
扇風機の風 高原の風 

ランチタイム

2005年08月11日 01:07

東京の夢

西日が霞の隙間を縫って
都市の空を洗います
高いビルにも低いビルにも
同じ光で洗います

さてビルのレストランでは
蝦がぷりぷり踊ります
素敵な白いソースの中で
ハーブの香りに酔いしれながら

時間はずれのランチタイム
遠くで海が波寄せながら
たくさんの人を洗ってる
人間はまるでジャガイモです

湾岸橋は涼しい風に
「ここから熱気にご注意」と
忠告しながら歌ってる
相も変わらず光は街を
音も立てずに洗っています

マンフレッドの魂は…③ (第三幕第四場

2005年08月10日 00:36

[精霊]
無謀な人ですね!
これが精霊界で語り草になり
我等と同等になった魔術師ですか?――
あなたがこんなにも生命に未練があるはずないのにね?
あなたを惨めにしたような生命に!

[マンフレッド]
着包みの悪魔、おまえは嘘つきだぜ!
俺の生命は尽き果てようとしている、――それは解ってる、
その瞬間を補おうなんて思っちゃいない。
俺は死に立ち向かってるのではないぜ、おまえと
おまえの取り囲んでいる精霊たちに立ち向かってるんだ。
俺のこれまでの力は、おまえの仲間との契約によって得たものではないぜ、
優れた知識――告解――衝撃的なヤツさ――
それから眠らぬ夜の間――強靭な精神――
それから大地のそこらじゅうに、人間と精霊が歩き回ってた頃、
そして精霊がまだ人間と同等だった頃、
我々の祖先たちが知っていた技術――これらによって得たんだ。
俺は自分の強靭さの上に存在している――拒みとおすぜ――
信じるもんか――弾き返してやる、嘲ってやる!――

[精霊]
けれどあなたの為したたくさんの罪は、あなたを――

[マンフレッド]
おまえのようなものにとって、それが何だってんだ?
罪ってのはただ他の罪によって、そして偉大な侵犯者によって、
罰せられなければならないの?――地獄へ帰れ!
おまえは俺にとっちゃ何の力もない、そんなこと気付いてる。
おまえは決して俺をモノにはできない、そんなことは解ってる。
俺がしてきたことが為されてるのさ。
おまえから得られるものが何もないってことに、俺は耐えてる。
滅びることのない知性は、それ自体を、良かれ悪しかれ、
想念の報酬にするんだ――
知性は災禍の火種でもあり終焉でもある――
知性はそれ自身の担い手でもあり時勢でもある――
それ自体が生来の認識でもあるんだ――
知性からこの朽ちてゆく殻が奪われたとき、
ぱっと見、儚いものからは何の色彩も失われてしまっているけれど、
知性は苦悶か喜悦かに飲み込まれてゆき、
知性の含有する砂漠という知識から生成するのだ。
おまえは俺を惹きつけなかったし、惹きつけることもできなかったんだ。
俺はおまえのカモでもなかったし、おまえの餌食でもない――
俺は俺自身の破壊者だったのさ、そして俺自身の来世でもあるだろう。
――帰れよ、悪あがきの悪魔め!
死の札は俺の手にあるんだ――おまえの手中にゃないぜ!

   <悪魔たちが消える>
[僧院長]
あぁ! なんと青褪めて――唇は白んでいて――
鼓動が速い――息を切らせて、言葉が乱れている
――天に祈りなさい――
祈りを――せめて想うだけでも、――こんなふうに死んではだめです。

[マンフレッド]
もうおしまいです――眼が掻き曇っていてあなたが見えません。
何もかもが俺の周りを巡っているように感じます、そして
大地がまるで俺を下へと引き寄せているのです。さようなら――
手を握って。

[僧院長]
冷たい――冷え切っている――心までもが――
しかも祈りの一言さえなく――あぁ! あなたになにができる?

[マンフレッド]
お爺さん! 死ぬのって、そんな難しいことじゃないんですね。
             <マンフレッド、息をひきとる>

[僧院長]
お亡くなりに――彼の魂は地上の及ばぬ飛翔をなされた――
どこへ? 考えるのも恐ろしい――しかし亡くなられたんだ。
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夏バテを口実に。

2005年08月08日 00:26

パステル気分

↑ひかわきょうこ著『パステル気分』(白泉社)
 朝起きたら、なんか頭がぼんやりしている。最近はやりのリラックマみたいだ。せっかくの休日だから、と、机に向かおうとするが、やはり集中力に欠ける。「そういえば」と、前日にみたブログのことを思い出し、本棚の漫画コーナーを開く。
 ひかわきょうこの漫画は、どれも絵がかわいらしいので、大好きだ。大学の懇談室にあったのが気に入って、買ってしまったものばかり。特に、「千津美と藤臣君」のシリーズがいい。古典的なコメディと、出てくる機械(ガリ刷りとか)が味があっていい。コメディがいいのは一冊目『春を待つころ』。でも、個人的にイチバン好きなのは、二冊目『パステル気分』の中に収録されている『スイートカラーの風の中』!
 この話の主要人物の一人、小室政一郎が素敵。(下図)他の作品(たとえば『女の子は余裕!』の男鹿さんとか、『荒野の天使たち』のヒューさんとかもめちゃカッコイイけど☆)にも、この顔立ちと似た登場人物があるけれども、小室さんのコワモテな感じは、他の人物たちよりも、上を行っているのではあるまいか。(『荒野~』のヒューさんは、これよりももっと物腰が柔らかいしね☆)
小室さん

 きゃいきゃい言っているうちに、頭も痛くなってきた。そして、眠気も…。宿題しなくてはいけないのに、あぁ、もう絶対終わらない…。
 気づくと、二時間も眠ってしまっていた。夏の夜は、起きていても夢のような心地がする…


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