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shadows of the fallen wishes

2005年12月31日 19:07

日々の残照

あの 白い 舟の 向こう
 あの 日 見てた 自分が いるの
あの 遠い 光の 向こう
 あの 日 描いた 自分が いるの

あれは もう 影に なって
 自分の 後ろに たなびいて
長い 長い 黒の 中
 溢れた あの日の 願いは 滲み

冷えた コンクリート 壁の 向こう
 この 日 見てる 自分の 姿は
光は 向こう 想いは つのり
 この 想い も じき 果てる の か
 
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東京BABEL

2005年12月31日 18:50

monotone tokyoscape

人間たちがみんな同じ言葉を話していたころ、
天まで届くバベルの塔を建設しようとした。
神様は、「あなたたちが皆同じ言葉を話すから
こんな思い上がってしまったんだ」と
塔を破壊し、人間の言葉をバラバラにした。
遠い 遠い 昔の話。

今日、天から降り注ぐ光の中で
バベルの塔には人が溢れ
それぞれみんなが違った言葉で
でも、みんな意志を疎通し
みんなおんなじ、神様に逆らった人間。
ほんと ほんと 明日の話。

2005詩神を呼ぶ美術展 BEST10

2005年12月30日 23:24

 はろるど・わーどさんのブログを中心に、美術系ブログめぐりをしていたら、美術展のベスト10をやっていらしったので、私もBest10を書いてみることにしました。
 題して、『2005詩神を呼ぶ美術展 BEST10』。
 私は、美術展に行くと、必ずいくつかの作品に、詩を書くイマジネーションを貰います。なるべく言葉にできたものは、ここに書くようにしてはいるのですが…。実は、足を運んではいたものの、作品が素晴らしすぎたり、作品自体が詩的メッセージを含有しているがゆえに、私の貧しい言葉数では、詩に書けなかったものもあったりしました。
 そんなわけで、今日はちらっとまとめてみようかしら。

①『ハンス・アルプ展』川村記念美術館(7月下旬)
 アルプの作品は、小さな生き物みたいで、とっても楽しかったです♪まさに、小世界が形成されていました☆ 森の中で、きのこの妖精にいっぱい出会ったような、そんな気持ちになりました☆

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bloody monday

2005年12月27日 01:39

bloody-monday

罅割れた海の底から吹き上げる
あれは夢か 幻か

クリスマスの鐘

2005年12月25日 23:35

 2005年くらいむかしむかし、エス様がお生まれになった日は、現代においては世界中のキリシタンや、それ以外のお祭り好きの人たちに祝福されているわけです。しかも2005年は、旧約聖書の神様が、休日と決めた日である日曜日と重なりまして、日本でも、それはもう、皆さん楽しくお出掛けになったり、パーティをしたりと、楽しそうでした……そんな町並みを目の前にしました。
 マッチ売りの少女は、一体どんな思いで、凍えながら、こんな町を眺めていたのでしょう……? 
 耳の奥でクリスマスの鐘が鳴ります。天から降り注ぐ冬の精たちは、少女の目を惹くこともなく、ひとつぶひとつぶアスファルトへと消えてゆきます……。炎の中には、ささやかな願いが、浮かんではふぅっと消えてゆきます……。
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リア王シリーズ⑨ゴネリルのラブレター。

2005年12月19日 00:39

 第四幕第六場、刺客オズワルドを倒してほっと一息の、エドガーの台詞。
  *   *   *
 ポケットを探ってみよう。奴の言っていた手紙ってのは、役に立つかもしれない。こいつは死んだ。残念なのは、奴が死刑執行人の手にかからなかったことだ。さてと。失礼しますね、封蝋さん。それから礼儀さん、僕を責めないでください。敵の懐を知るためには、我々は心臓を切り開くことさえもやってのけるだろう。封を開けることくらい、合法だよな。
 [手紙を読む。]私たちが取り交わした誓いは、覚えておきましょうね。あなたにはアイツを切り裂く機会がたくさんあります。もしあなたにその気があるのなら、時も場所も充分に恵まれます。もしアイツが勝者として戻ってきたりしたら、もう何もかも水の泡だわ。そうなったら、私は囚われの身、アイツのベッドにつながれてしまう。私にあてがわれた厭わしい生温さから、どうかあなたがその労力の代償に、アイツに代わって占領してちょうだいね。
   あなたの――妻、そう言わせて――
            愛情をこめたしもべである、ゴネリルより。
あぁ、女性の慾って、なんて果てないんだ!
彼女の誠実な御夫君への陰謀だ。
しかもとって代わるのが僕の弟だなんて!
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2005年12月17日 23:48

枯れた葉


枝は 遠く 遠く はなれてしまった

人の靴に 怯えながら
風 に 運ばれ

感覚はかじかんだ
何も 感じない
そこには もう なにも存在しない
ただ幾つもの 骸が折り重なって いるばかり

中原中也「青い瞳」の冬の朝へ

2005年12月17日 23:25

 時間の概念というのは、本当に頼りないものだ。「現在」と人は言うけれど、「現在」は存在しない。「過去」と「未来」に阻まれた瞬間を「現在」と呼んでいる。「現在」と思った瞬間、もう「過去」になっている。
 逆に、時間概念には「現在」しか存在していないのかもしれない。「過去」も「未来」も、実感がない。過ぎ去ってしまった時間は、本当に存在しているのか。未来などはもっと頼りない。
 こんな頼りない時間の概念の中で、長大な永遠の時の流れの中で、人間は、ほんの瞬間に生きて滅びてゆく。80年だろうが30年だろうが、永遠の時間の流れの中では、大きな差はない。
 「過去」はあまりにも遠い。「未来」もあまりにも遠い。瞬間の美しさに眼を向ける者は、殆どいない。みんな自分の生活に追われて一生懸命だ。――最近、作り笑いをするのは疲れる。
 寒い。もう冬。あと一週間で冬至だ。時は、待ってくれない……。
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やいば

2005年12月14日 23:26

線路

こんなに 優しい 日溜まりの中で
銀色 刃を 研ぎ澄まし
何に脅えて いるのでしょうか?

キアロスクーロ展(国立西洋美術館)とヨハネくん

2005年12月10日 21:20

21世紀版ヨハネ

 国立西洋美術館で、「キアロスクーロ展」に行ってきました。西洋美術館では、たまにこの手の「モノクロ&古典絵画」をやってくれるので、なかなか楽しみでした…☆

 個人的には、素描画とか銅版画とか、かなり好きなので、今回の木版画多色刷りは、大いに興味を惹かれました。絵画の題材は、言うまでもなく聖書の、特に新約聖書からの題材が多かったです。あとは、ギリシア・ローマ神話、ローマ史。
 先月、新約聖書を読んで、かなりはまったのですが、今回の絵画展でも、やはり「最後の晩餐」は幾度となく出てきました。洗礼者ヨハネと聖母子を描いたものも多いですね…個人的には、福音書を書いた使徒ヨハネさんがかなり好きで、というのは、マグダラファンの私にとって、マグダラさんをいちばん擁護してくれてたのはどうやらヨハネさんだったらしくて、勝手に完全に青年のイメージを作り上げている節があります。
 多色刷りの木版画、ということもあり、Before-Afterみたいに、いくつか比較できるような展示がありました。冥王プルートと妻プロセルピナの二枚の版画や、海の神様オケアノスと海の女神様テティスの二枚は、絵画そのものを描写する主要線もしっかりしていたのですが、何より、多色刷りならではの情景描写が、非常に豊かで、これは単色木版ではありえなかった表現だったのではないだろうかと思います。光の加減とかも、かなり素敵。

 こういう地味めの絵画展は、なかなかないのですが、線の一本一本の価値が非常に有効なので、大好きです。印象派やそれ以降の油彩の迫力はありませんが、そのかわり繊細できめ細やかな職人芸が光ります。素描や銅版画を含め、線一本の大切さをじっくり味わえます☆

 というわけで、とっても楽しかったので、今回のShallotの自己表現は、自分でも下手な絵を描きたくなりまして、上の絵を描いてみました…。題材は、叱られそうですが、愛すべきヨハネくんです。「2005年東京バージョン」ってことで。(汗)

夜の駅

2005年12月09日 01:26

夜の駅

誰もいなくなった夜の駅には
冷たくなった魂がひとつ
真っ黒に焦げ付き焼き爛れて、
白い冷気を立ち昇らせている。

あぁ
あれはどこへゆく列車か
轟音を響かせ
どこへ行くのか…

ホフマン物語。

2005年12月06日 01:33

ホフマンものがたり

 新国立劇場で上演中のオペラ、『ホフマン物語』を先日、見てきました。演出もかなり現代的で、明るくてわくわくするようなものでしたが、歌手もとても皆さん声がいっぱい出ていて、充分に楽しめました。

 機械人形オリンピアの歌は、とても難しい曲だなぁと思ったのですが、演じていた吉原圭子さんは、見事に歌い上げていらっしゃいました。カーテンコールのとき、私は一番拍手を送っていた歌手さんです。アントニア役の砂川さんは、ロマン派に特徴的な苦悩の内面を表現する歌を、自我意識をしっかり持った女性っぽい役回りの中で、美しく歌っておられましたので、こちらも拍手です。ホフマン役のフォークトさんも、悪役のモリスさんも、天井席まで、きっちり声が響いていました♪すごいなぁ…☆

 ホフマンの名前は、『嵐が丘』研究の発表で、名前を聞いたことしかなかったのですが、自分でも読んでみようかな、と思えるような、演奏会でした☆

 ちなみに、上の絵(↑)は、機械人形オリンピアちゃんです♪かわいかったなぁ☆^-^☆

10年越しの納得。

2005年12月05日 00:35

IwtVamCDジャケ

ちょうど10年前の今頃。十代の小娘だった私。
初めて三回も劇場に通った映画。
町の映画館の、最終日には最終上映時間に合わせて、
宣伝用のポスターを貰いに行った。

そして、10年間、そのポスターは部屋の入り口に貼られている。
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焦げた魂の灰からは

2005年12月04日 00:47

1
私の魂、まっくろです――ああ! けれどなんとか耐えられる、
聞こえる竪琴、激しく掻き鳴る。
それからおまえの優しい指から、散らばる、散らばる、
私の耳へと、溶けてゆきます、呟きが。
この心の内、願いが愛しいものならば、
あの音色にもう一度、魅力を授けてみせましょう。
この瞳の内、涙が潜んでいるならば、
涙は溢れて迸り、私の脳が焼け焦げるのを、止めてくれることでしょう。

2
けれど、その旋律が、深く、熱く、狂おしければ、
おまえの歓喜の音なぞは、いっそ無くしてしまいましょう。
私はおまえに言うのです、吟遊詩人よ、私は泣き濡れなくてはならぬ、
そうしなければ、この重たい心は、破れて裂けてしまうでしょう。
なぜって、それは、これまで悲しみによって、抱きかかえられてきたのですから、
永い眠らぬ静寂に、じりじり痛みをこらえてきたのですから。
そして今、辛酸を嘗めて、運命づけられていることは、――すぐに壊れてしまうこと、
――そうでなければ、歌を紡ぐことなのです。
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光との対決

2005年12月03日 23:55

ToyTRIP7

光へと立ち向かうとき、
背には大きな闇を背負い。
光へと立ち向かうとき、
脇目には微かに温もりを感じ。
光へと立ち向かうとき、
足元には小さなシクラメンが笑い。
光へと立ち向かうとき、
どこまでも緑の芝は光を求め。

あぁ、もしかすると、
光へと立ち向かっているのは、
僕ひとりなのかもしれない…

蜘蛛の巣

2005年12月02日 01:24

ToyTRIP6

蜘蛛は必死に糸を張ります
磨き上げられた空の下
ぴかぴかのお部屋を作ります
谷の向こうへ渡れるほどに
広く大きなお部屋です

あ、向こうの葱の畑から
霧の雨が降り始め

――雨があがると
蜘蛛の糸には輝くばかり
煌くサファイヤが光ります


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