ちびちゃんたちの目覚め

2006年03月27日 00:26

young leaves in ray

ある春の午後
人々はみな 桜を眺め
ここには 誰もいないので
枝から目覚めた ちびちゃんたちは
ゆっくり おおきな あくびをし
おめめを ぱちぱち させました

さて これからどんな嵐が
このちびちゃんたちを
まちかまえて いるのでしょうか
そして ちびたち つよくなって
夏には 葉明も立派に 煌くでしょうか

お酒バトン

2006年03月25日 22:55

NCBAB


 AKINONAさんのところから、『お酒バトン』の御指名を頂いたようで、遅くなりましたが書いてみようかと思います。
はじめに、私は基本的にかなりお酒が弱いらしく、マトモに「飲んだ」ことは数回しかありません。しかもその数回は「お酒は二十歳になるまでに」の通り、高校時代です(笑)若気のなんとやら。若さゆえにいろいろとマズイことも分かり、分別を持ってからは本当に飲むと言っても舐める程度。――という前提で書いてみます。

☆酔うと基本的にどうなりますか?☆
 マズイですね。客観的に見てわかるのは、声のトーンがオクターブ上がっている…。テンションが昔見たアニメの『魔神英雄伝ワタル』に出てくるヒミコにそっくりになる。「キャハハハ! それヘンだねぇ!>▽<」みたいな喋り口になる。この辺でやめておけば元に戻りますが、更に飲み続けると「くるくるぅ~~◎」とか言いながら、強制終了がかかります(汗)。

☆酔っ払った時の最悪な失敗談はなんですか?☆
 外で上記のラインを超えてしまった場合は、全て最悪ということで…。誰彼構わず絡むらしくて。特にガラスの十代のころは、節度とか分別とかを知らない阿呆な小娘だったので、かなり周りの皆様にご迷惑をおかけした記憶があります。。。(汗)

☆最悪の二日酔いはどんな感じでしたか?☆
 二日酔いというものは、したことがないので、省略。

☆今 冷蔵庫に入っているお酒の量は?☆
弟の缶ビールが数本。

☆最近最後に飲んだお店は?☆
 先日、友人たちと集まった時に、ランチをパスタ屋さんでしたのですが、そのときに舐めた赤ワインだったっけ。しっかりグラスひとつ頂いたのは、その前の某懇親会での日本料理居酒屋さんですね。

☆よく飲む思い入れのあるお酒は?☆
 大好きなカシス・ソーダ。お酒と言えばカシス・ソーダを注文します。多分これより好きなお酒はないです。
 自分で、近くの酒屋さんで、年に数回買うのは、ドイツビール・ベルギービール・エールビール(上図/イギリスのNew Castle Brown Aleが好き)。ドイツビールの濃さが好きです。エールビールの味が好きです。日本のビールは、軽い上に苦いので、個人的にはあまり好きではありません。

おかし

2006年03月24日 11:55

ChnsPKrose1

【おかし】 金子みすず 作

いたずらにかくした
弟のおかし。
たべるもんかと思ってて、
たべてしまった、
一つのおかし。

かあさんが二つッていったら、
どうしよう。

おいてみて
とってみてまたおいてみて、
それでも弟が来ないから、
たべてしまった、
二つのおかし。

にがいおかし、
かなしいおかし。
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春嵐

2006年03月17日 01:20

春の叫び声がする

喜悦の叫びか
悲嘆の叫びか

風が吹き荒れる
雨が張り裂ける

狂おしい熱に侵された
南風の唸り声

雨が吹き荒れる
風が張り裂ける

喜悦の叫びか
悲嘆の叫びか

春の狂い咲く嵐
散らばる梅の玉花

Spring has come!!

2006年03月16日 01:35

石ばしる 垂水の上の さ蕨の
  萌え出づる春に なりにけるかも
               志貴皇子
                (万葉集1418)



【Shallot流現代錯語訳】

雪解けの水が溢れ出す
白い石を輝かせながら
水は歌い 流れてぃく

蕨 薇 春の草
眠りから覚めて 深呼吸
くるくるの体を 伸ばしてる

森は雪解けの水に溢れ
木々は蜜を吐き出して
萌え立つつぼみが膨らんで
枝は息をいっぱいに吸い

春が来る 春が来る

南の風が吹いてくる
鶯が空を高く舞い
梅も桃も 山吹も
もういっぱいに咲こうとしてる

春が来る 春が来る
 空から涙が 降り注ぐ春が

『』バトン

2006年03月12日 21:31

 いつも楽しく拝見させて頂いているブログの管理人イーゲルさんに『』バトンの御指名を頂戴いたしましたので、僭越ながら書かせて頂きます☆

1. PCとか本棚にある『詩』
①PCの中の『詩』は、冊子製作用原稿の自作のものと、同じく冊子製作用にと友人Liccaさんが書かれたもの、本業用のランボオ・バイロンのテクストとその訳が入っています。
②自分の部屋にある本棚の『詩』は、一応北欧メロメタルとNew Ageの何枚かの歌詞が約100枚のCDたちについています。中原中也、ロートレアモン、コクトー、金子みすず、オスカーワイルド、万葉集、バイロン、ランボオ。こんなところですね。

2.今妄想している『詩』
 月並みではありますが、春・花・光。対のものとして、闇。

3.初めて出会った『詩』
 難しいっス。。。(^-^ ;)
 多分学校の教科書に載っていた和歌だと思います。
 はっきり感動したことを覚えているのは、小学校のとき、正岡子規の三つの作品「瓶にさす藤の花ぶさみじかければたたみのうえにとどかざりけり」「いくたびも雪の深さを尋ねけり」「くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる」でした。なんだかよく判らないけれど、見える感じがとても面白いなぁ、最後の薔薇のものは綺麗だなぁと思った覚えがあります。何にも考えてないぼーっとした子供だったのですが、国語の教科書に載っていたお話や気に入った表現はけっこう覚えているものなんですね。

4.特別思い入れのある『詩』
 金子みすずの「積もった雪」と「花のたましい」。
 高校二年の夏休み、こんなに美しい世界があるんだと、本当に驚きました。実は本をあまり読まないteensだったので、金子みすずを知ったのも、テレビのドキュメンタリーだったりします。万葉集は中学生の時から好きだったのですが、歴史的事実を交えずに、純粋に『詩』に惚れたのは、この二作品が最初だったのではないでしょうか。

5.あなたにとって『詩』とは?
 「生」そのもの。
 生きることは、詩を綴ること、詩を読むこと、詩を思うこと、詩を愛すること。
 なんだか生命維持装置みたいな存在です。

6. バトンをまわしたい人7人とその『お題』
 七人。。。むっ、難しいぞぉ。。。
 はろるどさん…『音楽』で書いて頂けませんか?
 残りのバトン6本は、誰か気付いてくださった方、お持ちください…(哀願)

冷笑的生活。

2006年03月12日 00:33

神聖なる介入

 大好きなアラブ映画。今回はレバノンではなくてパレスチナです♪

 アラブ映画祭2006で、『Divine Intervention』を見てきました。コミカルな映画ってことで、かなり楽しみにしていたのですが、ど~も笑うツボが分からなかった代わりに、シニカルなそらおそろしさを覚えて帰ってきました……。

【ストーリー】
 ナザレ郊外で、サンタの格好をした男が、息せき切って丘の道を走っている。すぐに、このサンタは幾人かの少年たちに追われていることがわかる。冒頭の場面は、少年たちによって、このサンタはある廃墟に追い詰められ、そこで意外な結末と共に幕を閉じます。しかし、この場面はたくさんの断片的なプロットの始まりでしかない。ある老人が屋上に空き瓶を並べているかと思うと、これが後の場面で警察によって彼が追い詰められたときに役に立つことが判明する。また、車が幾度もある住宅に火炎瓶を投げ込み、銃を乱射すると思えば、それがユダヤ人の家であることがわかるのは後のこと。またある少年たちが棍棒を持って、地面にはいつくばった犠牲者をリンチしているかと思えば、じつはそれはただの紐。こんな断片的なプロットがいくつも重なっているが、それらはどことなくおかしく、いくつかはアクション映画のようで、とてもドキドキする。メインキャラとしては、恐らく3人の人間に絞ることが可能。Elia Suleiman演じるパレスチナ人の若い男性は、エルサレムで快適な生活を送っているが、イスラエル在住の父を危篤が見舞う。青年は毎日エルサレムとナザレの間にある検問所で、一人の女性を待っている。二人は車の中で、ただ窓の外の検問所の様子を眺めているだけである。また、最後の場面では、彼女がアクション映画のようなシーンで戦うのである。
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pollen rumour allergy

2006年03月11日 01:20

くしゃみが一回、二回、三回。
だれかな 噂をしてるのは。
何を言われていることやら。
杉の花粉か 檜の花粉か
おはなの中でひそひそ話。

アレルギーだよ
こんなに噂されるなんて
思っただけでも 身の毛が弥立つ
そらおそろしいほどの
お世辞ばかりを 言わないで

さてね、どんな噂やら。
檜の噂か 杉の噂か はたまた稲か
そんな風の噂では
あいつが 俺を 好きだって?

棄てられない赤ン坊

2006年03月07日 01:28

 中也の秋が「錯乱」ないしは「狂乱」であるなら、春は「憧憬」の季節かもしれない。暖かな日差しの中で、金色の風を肌に感じ、鈴の音や雲雀の声が空高く聞こえ、煙草の煙が空に消え……。中也は春をたくさん描いたけれど、春の空気の柔らかさの中で、子供の声が花畑にこだましているという、リアルではありえない世界を描いていた。これは本当に夢の世界。

 『在りし日の歌』に収録されている「春と赤ン坊」「雲雀」の二編は、連作ともいえるほどに同じ情景を描出している。菜の花畑で眠っている赤ン坊。空で鳴るのは、「春と赤ン坊」では電線、「雲雀」では電線と雲雀。「春と赤ン坊」で、薄紅色の風を切って、走っていく自転車は、まるで赤ン坊を菜の花畑に棄てて走り去っていくよう。「雲雀」で歩いていくのは菜の花畑自体。でも、どちらも菜の花畑に赤ン坊を置き去りにしているかのように、去っていこうとしています。

 自転車も菜の花畑も、赤ン坊を棄てたくないのでしょうか。私は棄てたくないんじゃないかと思う。というのは、赤ン坊はすやすや眠っているのです。春の薄紅色の風の中で、電線の音が響く中、雲雀が鳴いている中で、眠り続けているのです。風を切って進んでいく自転車は、赤ン坊を無理やり振り払おうとしているように見えるのです。青い空の下。

 中也の『山羊の歌』には、詩人を想起させる子供の思い出のような詩が、いくつかおさめられています。それが、『在りし日の歌』になると、詩人の亡くなった息子を思い出させるような追悼の歌もいくつかあります。どちらがどちらという訳ではなく、これはむしろ詩人自身の子供時代と詩人の息子のイメージが重なり合って見えてくるように思えるのです。

 どちらにせよ、「春と赤ン坊」「雲雀」の二編には、振り払いたくても棄てきれない赤ン坊が、春の柔らかい風の中で、すやすやと眠っていて、語り手はそのイメージをのどかな風景の中に閉ざしてしまおうとしているのではないでしょうか。

 中也の春は、こころを穏やかにしたくても、憧憬がまとわりついて穏やかにはいられない、そんな美しい季節なのではないでしょうか・・・・・・?
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金色の夢

2006年03月05日 23:03

日没37


この太陽が海へと熔けたら
春がこの世を覆うのだろうか
冬が海へと流れ出したら
喜悦がこの世を覆うのだろうか

あるまぃ
そんなことは 決してあるまぃ
今日が終われば 明日が来ると
確かなことなど あるものか

梅が散れば
桃が散れば
桜の花が開くだろうと
誰が言い切れるものか

今はただ
金色に尽きる陽の光の中
港で時を待ち続けている
舟の描く魚の夢を
目蓋の裏で追うばかり――
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