サロメの声?(笑)

2008年07月27日 02:09

ancient breeze2
学生さんたちに、ワイルドの『サロメ』の、最後の数行を訳してもらいました。
その中から、激しく面白かったので、読みながら大爆笑してしまったものをふたつ、ご紹介。

≪ブレスケア製品の宣伝風≫
ああ、あなたのお口にキスをしてしまったわ、ヨカナーン。あなたのお口に。
あなたの唇は少しだけ苦かったわ。血の味だったのかしら。でも恐らく愛の味だったんだわ。
彼らは愛が苦い味を帯びているというけど、それは何?
あなたのお口にキスをしてしまったわ、ヨカナーン。


≪あさりちゃん風≫
あー! キスしちゃった。ヨカナーンにキスしちゃったよ。
唇は苦い味がしたわ。あれは血の味? でも多分あれは恋の味なんだね。
恋は苦い味がするってよく言うじゃん。。。 でも何なんだろう?
ヨカナーン、あなたにキスしちゃいました。


いろいろな日本語訳がありましたが、このふたつが激しく面白いのです(笑)
よかったらコメントしてやってください(爆)
ちなみに、Shallotの訳は、こちらです。原典もこちらに掲載しております♪

若い人の発想力には脱帽です!!

1枚のポストカード

2008年07月26日 18:04

Bahausのお土産
ここ3日というもの、私個人の心持はよかったのですが、いかんせん、眼が回るほど忙しくて、
肩もすっかり凝り固まってヒリヒリするし、昨日なんて頭もガンガンする始末。
体力のなさが身にしみますが、それを嘆いている場合でもありませんでした(汗)
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woolly creatures

2008年07月26日 18:00

ancient breeze1
今年の仲良し受験生グループで、お勉強していたときのこと。

「woolly creatures」の訳をとる場面。
Kくん:「もじゃもじゃの生物が…」(真顔)
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ラルク風に

2008年07月19日 16:46

2008年の白百合2
Ah 手折られた心の 頼りなき花よ
おまえの理性は これほどまでに脆かったの?

An exhausted flower
A withered flower

うだるようなアスファルトが
私の冷たいこころを溶かす

A colourless flower
A powerless flower

爛れた紫の 色褪せた花びらは
熱を空へと 立ち昇らせる Ah

ラルクのOphelia

2008年07月19日 16:25

2008年の白百合3
先日、仕事(半分お楽しみ)でOpheliaの歌う小唄のメロディーを知りたくて、
検索をかけていたら(結局こちらの目的は達成されなかったのですが)、
偶然ラルク・アン・シェルの「オフィーリア」という曲に出くわしました。
早速アマゾンで購入。この二週間、家ではほとんどこのCDをかけています☆
(J-POPに関しては意見の合わない相方がいると、
音量を下げられるかCDをかえられるかの憂き目にあうラルクです/笑)



ハイ・ティーンの頃から20代前半にかけては、かなり熱心に追いかけていたのですが、
「花葬」を最後にふっつりと聴かなくなってしまい、最近は昔好きだったバンドだったんですが、
仕事という素敵な名目を得まして、早速。

hyde氏の作詞・作曲ということですが、オフィーリアの死因をハムレットとの恋の破綻ととらえ、
また、歌詞の視点は「ハムレット本人の語り」という体裁をとっているので、非常にそのへんが
興味深いです。つまり、ハムレットの一人称の語りなんですね~
どことなくアルバム『Heart』のジャズ・テイストの雰囲気と、「花葬」のけだるさを彷彿とさせてくれます。いくつか、別の曲にもオフィーリアを連想させるような文句が入っています。

全体的に、世紀末ロマン派の叙情性を湛えた音楽性がキラリ☆
ロマン派はまだ脈々と受け継がれていることを示唆する貴重な一品です~☆

AWAKEAWAKE
(2005/06/22)
L’Arc~en~Ciel

商品詳細を見る


歌詞はこちら。→「オフィーリア」

父の手紙

2008年07月18日 15:17

2008年の白百合1
 このまえ田舎の不動産のことを言い出したのは、それがどうこうということじゃないんだ。俺にとっても、子供たちはかわいいし、彼らの将来も彼ら自身が望むように切り開いていくべきだと思っている。
 彼らがこっちに住む、ということは想像もしていない。彼らの将来のために、最低教育に関するかぎりはできるだけのことをしてやりたいと思う。
 将来がどうなっていくか、まったく想像できないけれど、もしその時の状況が可能なら、田舎の資産を東京に移したっていいと俺は考えているんだ。
 おまえの考え方は素晴らしい。この日本では、それはまだまだ少数派だとも思うけれど、俺もそういうおまえの生き方・考え方にこれまでもずいぶん啓蒙されたと思うよ。俺はおまえと一緒になって、本当によかったと思っている。
 今のこういう生活がいいとは俺は少しも思っていない。自分の人生は、親たちの世代を代表する価値観にひとつのけりをつけるための過渡期だと感じている。おまえや子供たちには、まだしばらくつらい時間がつづくだろうけれど、我慢してがんばってもらいたいんだ。
 じゃ、また暮れに戻る。    
                                Your husband, S
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『対決-巨匠たちの日本美術』展

2008年07月15日 17:12

蕪村の雪の絵
東京国立博物館(上野)で開催中の『対決-巨匠たちの日本美術』展に行ってきました。

日本画には疎い私ですが、いくつか面白いものもありまして、
長谷川等伯の「萩」という屏風は、秋風のざわめきを聞くことができました。
また、楽焼はもともと好きなので、長次郎のところは楽しめました☆

与謝蕪村の絵画は、初めて見たのですが、 冬の暮れ行く街の憧憬本当に見事で、
どことなく叙情的なまなざしが感じられました。
想像ですが、誰かが街の片隅で、「葱買うて枯木の中を帰りけり」とか、
うづみ火や終には煮ゆる鍋のもの」など、感じているのかと思うと、
温かみもあるような気がします。 蕪村の見えないひとの心を詠った句と、
見えるものを描いた絵画は、ダブルで感じると面白いですね~

また、鳥の墨絵などもまた美しい自然のひとこま。
夕風や水 青鷺の脛(はぎ)をうつ」と詠んだ蕪村の、
鳥への愛情を感じることができると思います。

展覧会については、こちらのホームページを御覧クダサイ☆

ハロルドくんの紹介文!

2008年07月14日 00:27

雨の帰り道2

【チャイルドハロルドの巡礼】第1編より、3連と4連
        バイロン作  Shallot B.訳
3
貴公子ハロルドと奴は呼ばれていた――しかし、家名や
由緒ある血筋については言わないほうがいい。
たぶん有名で、昔は栄誉あるものだったとだけ言っておく。
けれど、昔はどんだけ強大だったにせよ、
ひとりのとんでもないろくでなしが、未来永劫家名を汚しちまってる。
だからどれだけ記録官が墓ん中の灰燼をかき集めても、
キレイな散文やリップサービスの詩行なんかが
悪行を飾ったり、罪を清めたりはできないんだ。

4
貴公子ハロルドは昼間の陽射しに寝っ転がって、
よその蠅とおんなじように、そこでウサを晴らしてた。
そして自分の短い1日が終わるまえに
一陣の風が悲惨へと奴を凍えさせちまうなんて思わなかった。
しかし、奴の人生の3分の1も終わらないうちに
災難よりも悪いことがその貴公子にふりかかったんだ。
奴はうんざりした。
それから自分の生れた国に住まうのをひどく嫌がった。
奴にとっちゃ隠者の寂しい隠れ家よりも、ずっと孤独に思えたからだ。
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ハロルドくんの紹介文?

2008年07月06日 02:02

雨の帰り道1

【チャイルドハロルドの巡礼】第1編より、1連と2連
        バイロン作  Shallot B.訳

1
あぁ、おまえ! 古代ギリシアじゃ天の生まれとされた者よ、
詩神よ! 詩人の意志に従ってつくられた伝説の者よ!
地上では後の時代のギターによって、あんまりしつこく辱められしまったから、
俺の詩では、聖なる丘より呼び出すことはしないでおこう。
しかしそれならと、おまえの名だたる小川のあたりをさまよってきた。
そうさ! 小さな町のずいぶん打ち捨てられてた社で溜息をついた。
そこでは、消え入りそうな泉のほかは、すべてがおし黙っている。
俺のギターにくたくたの詩神たちを呼び覚まさせて、
ひどくチープな物語――俺のシンプルな歌を飾らせたりはしない。

2
かつて古きイギリスの島に、ひとりの若者が住んでいた。
彼はキレイな道を行くなんてまっぴらごめんだった。
むしろひどい放蕩に日々を送り、
「夜」の眠たい耳を、快楽で苛立たせてやった。
ああ! 本当に、奴は恥知らずな輩だった。
もっぱら酒と罪だらけの快楽にふけった。
娼婦やいかがわしい連中や、
誰彼かまわずドハデな乱痴気騒ぎに加わる奴を除いては、
この世の者は誰も奴の考えには味方しなかった。

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