『ぬらりひょんの孫』第1巻読了

2008年09月27日 17:18

ぬらりひょんの孫 1 (1) (ジャンプコミックス)ぬらりひょんの孫 1 (1) (ジャンプコミックス)
(2008/08/04)
椎橋 寛

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先日amazon.co.jpで頼んでおいた本が到着。そして早速『ぬらりひょんの孫』第1巻を読了しました~☆

ジャンプ本誌でいつも楽しく拝読しているのですが、
以前牛鬼のところで激しくドつぼにハマリ、周囲の人々に「牛鬼イイ!!」と触れて回ったものです。
で、第1巻をとうとう買ってしまいました… 久しぶりにジャンプコミックを買いました☆

相方が江戸絵画を好んでいるもので、よく江戸絵画を見に行くのですが、
どことなくこれらの影響を受けている画質だな~と思っていたら、
ウィキペディアに、ばっちり影響が書かれていて、興味深かったです。

鴆エピソードのところが、第1巻のShallot的ハイライト。
鴆、カッコイイ☆ 杯交わすコマが最高です☆
蛇の妖怪をやっつけるリクオもジャンプ・ヒーロー的な美しさですね~☆Very Good!
でも、なんとなく頼りなくヨロヨロしてる鴆が私は好きです☆

第1巻にはまだ牛鬼がチラッとしか出てきていないので、第2巻が今から楽しみ。
リクオくんの活躍に期待大です☆ 

深遠

2008年09月26日 01:08

秋の公園の片隅2

白い凧が 夜空を流れる
西から少し 吹く風に
少しばかり 流されて
背を広い草原に向け
やがて群青深い 波間を感じて
額の上には 星が瞬き
湿った雲が 涙をぬぐう

千切れた糸は 細くたなびき
強い西の風に煽られ
白い凧は 夜空を流れる

理想の旦那様

2008年09月24日 01:23

秋の公園の片隅1
  1
夢を見ない女なんて
 この世にいないものなのよ

  2
今年17になる彼女は言った
  おもしろくって、やさしくて
  白馬に乗ってもサマになる
  王子様と結婚したいのよ
――23歳男性。「そんな男はいやしないぜ。」

今年20になる彼女は言った
  男なんて幻想よ。でも
  しっかりしていて、おちついた
  賢くオトナな男性と
  結婚したいと思うのよ
――25歳男性。「男なんてみんなガキだぜ。」

  3
今年23になる彼女は言った
  私お家でパン焼いて
  お料理したり掃除して
  週に3回パート出て
  そんな結婚したいなぁ

今年26になる彼女は言った
  今度結婚するんだけれど、
  親と同居はキツイなぁ
  せめてキッチン別にして

  4
今年50になる彼女は言った
  もしもあの時別のひとと
  結婚してたら今頃は
  下北沢に一戸建て
  片手団扇で暮らせていたのに

  5
夢見る女たちよ、夢を追うのは立派だけど
それに見合う女でなければ、夢を追うだけの女になるわよ!

  さて、夢見る男たちは言う――
  「美人で優しいひとがいいなぁ」
  そんな女はいないわよ。
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荒んだ心?

2008年09月23日 15:53



ひとに「好きな音楽は何ですか」と訊かれ、
「メロディアスメタルとサイケデリックニューエイジです」と答えたはいいけど、
必ず「?」な顔をされるので、「メタルの一種です」と言うと、
自分のイメージと一致しないらしく、「メタル聴くんですか」と返されることにも
もうどれくらいのことだろう…(汗)

まっ、いいけど☆

ところで、「メタル」と言っておきながら、最近はBon Joviくらいしか聴いてなくて、
音楽聴くときはほとんど「ニューエイジ」の方面ばかりでございまして、
久しぶりに「メタル聴くか!」とCDラックを開けました。
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十五夜

2008年09月15日 00:12

ことらのうさぎ

   1

母さん、どうして私の母さんは、いつもやつれているのですか
   それはね、私が普通に生きずに、波間を走ってきたからよ

母さん、どうして私の母さんは、いつも泣いているのですか
   それはね、私が普通に生きずに、月の兎に憧れたからよ

母さん、どうして私の母さんは、いつも笑っているのですか
   それはね、私が普通に生きずに、薄の話を聴いてたからよ

母さん、どうして私の母さんは、いつも眠っているのですか
   それはね、私が普通に生きずに、夜中の夕陽を見詰めたからよ

   2

母さんは、普通ではありませんでした。
母さんは父さんと別離《わか》れた後、草原の風になりました。
父さんのローズマリーには霜が降りて、やがては枯れていきました。
母さんのパセリは波間に繁茂して、月の下でざわめきながら
兎の跳ねるのを遠く見守っておりました。
悪魔の降りてくる夜中には、きまって赤い夕陽を呼び覚ましました、そして
ぎらぎらするナイフで草原の風をずたずたに切り裂きました。

   女の一生ははかないものよ
   ある者は豊饒を夢見て貧困に生き、
   ある者は革命を夢見て妥協に生きる。
   ある者は家庭を夢見て恋に遊び、
   ある者は恋を夢見て家庭に生きる。

今宵、十五夜の月に願うものは、
ただ幸あれということだけです
月に向かって跳ね続ける兎は、ずっと昔から
月で跳ねる兎を夢に見てきたのです
けれども、地上の兎は月へは届かず、
それですら 地上の兎はわかっていなかったのです
そんな 血まみれの指先で跳ね続ける白兎に
どうか 幸あれと願えばこそ
私は深い眠りの中で 涙をすぅと流し
唇には微笑みを浮かべられようもの。

   うさぎ、うさぎ、月夜のうさぎ。
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頭を、ボーズにしてやらう

2008年09月11日 01:35

アーモンド
頭を、ボーズにしてやらう
囚人刈りにしてやらう

ハモニカを吹かう
殖民地向きの、気軽さになつてやらう

荷物を忘れて、
引き越しをしてやらう

Anywhere out of the world
池の中に跳び込んでやらう

車夫にならう
債券の当つた車夫のやうに走らう

貯金帳を振り廻して、
永遠に走らう

奥さん達が笑ふだらう
歯が抜ける程笑ふだらう

Anywhere out of the world
真面目臭つてゐられるかい。

 (中原中也「早大ノート/未発表詩篇」より)
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ミレイ展@渋谷

2008年09月08日 02:43

ミレイのオフィーリア
 渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の『ジョン・エヴァレット・ミレイ展』を見に行ってきました☆
 半年くらい前からずいぶん楽しみにしていた展覧会だったので、本当は初日に行ってもいいくらいな感じでした☆ オフィーリアの絵画はこれで二枚目になります~

 初夏のころ、ずっとオフィーリアをテーマに勉強していたような気さえするので、『ハムレット』の王妃様の台詞を含め、オフィーリア関連のところはともすると暗誦できるくらいな気持ちさえします(←出来ない/汗)。出口にあったお土産コーナーのTシャツにちょっと惹かれたのは内緒です~(笑)

 さて。本題の絵画ですが、
 ミレイのオフィーリアは、画像でしかみたことがなかったのですが、今回初めてお目にかかって、初めて気づいたことがあります。それは、左の隅にいるコマドリ。画像だと草むらにカモフラージュされてしまっていて、私の悪い目にはとまっていなかったんですが、今回実物を見たら、コマドリが。
 コマドリには、昨年一年間ずいぶんお世話になったので、馴染み深いですね。イギリスの国鳥。キリストの象徴。敬虔な鳥とさえ言われているコマドリが、オフィーリアの頭上に描かれていたんですね。

 オフィーリアのポーズは、キリスト教徒が死ぬときにとるポーズをとっているらしく、そうすると、ミレイはキリスト教徒にとって罪にあたる「自殺」の疑いのあるオフィーリアは自殺ではなく、悲劇的な事故であるととっているのかもしれませんね~。コマドリはそれを裏付けているような気がします。
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白い凧

2008年09月04日 01:55

志賀高原川と小黄花
[…]硝子障子から外をみると、枯草の野ッ原の中で子供が三つ凧を揚げてゐる。
どれもこれも白い菱形の小さな凧で、僕の魂の如くはかなく風に浮揚してゐる。
枯草は針金のやうに硬くて、トゲトゲとした檜か何かの森が遠くに見える。
                 (中原中也「引越し」より抜粋)
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「我が生活」拝読

2008年09月02日 01:21

志賀高原この道をゆけば

 とにかく私は自己を失つた! 而も私は自己を失つたとはその時分つてはゐなかつたのである! 私はたゞもう口惜しかつた。私は「口惜しき人」であつた。
 かくて私は、もはや外界をしか持つてゐないのだが、外界をしかなくした時に、今考へてみれば私の小心――つまり相互関係に於いてその働きをする――が芽を吹いて来たのである。私はむしに、ならないだらうか?
 私は苦しかつた。そして段々人嫌ひになつて行くのであつた。世界は次第に狭くなつて、やがては私を搾(し)め殺しさうだつた。だが私は生きたかつた。生きたかつた! ――然るに、自己をなくしてゐた、即ち私は唖だつた。[…]たゞ口惜しかつた! 「口惜しい口惜しい」が、つねに顔を出したのである。或時は私は、もう悶死するのかとも思つた。けれども一方に、「生きたい!」気持があるばかりに、私は、なにはともあれ手にせる書物を読みつゞけるのだつた。[…]
 が、読んだ本からは私は、何にも得なかつた。そして私は依然として、「口惜しい人」であつたのである。
 その煮え返る釜の中にあつて、私は過ぎし日の「自己統一」を追惜するのであつた。
 甞ては私にも、金のペンで記すべき時代があつた! とラムボオがいふ。

     (中原中也「我が生活」より抜粋)
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