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Braveheart

2010年05月29日 19:04

ブレイブハート [DVD]ブレイブハート [DVD]
(2008/10/16)
メル・ギブソンソフィー・マルソー

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先週の火曜日あたりから何だか咳が出るな~…と思っていたら、木曜日に声変わり、そして多分発熱&眩暈。
金曜日はフランス語の先生にごめんなさいして、午前中は家で寝てました…。でも、午後からどうしても仕事へ行かなくてはならないので、行きました… そしたら…
ヘィ! ぐろっきー!
フラッフラの状態で帰宅。
で、本日在宅のタスクが山積みにもかかわらず、前に買ったDVDを見ました。

ゴールデンウィーク中に『真夏の世の夢』と『ロミオとジュリエット』(ディカプリオ版)を見たのですが、
今日は久々に映画らしい映画を見ました。

その名も、『ブレイブ・ハート』(1995)。メル・ギブソンの。
実は前に見たことがあります。でもあんまり遠い昔なので、ラストシーンしか覚えておりませんでした。

イングランドの圧制に苦しむスコットランドの反乱。
首謀者はウィリアム・ウォレス
中世のイギリス&スコットランドが舞台です。

戦場で、返り血を浴びながら、泥まみれになって戦う彼ら。
信念を曲げずに最後までスコットランドのfreedomを求めてひたすら戦うウォレス。

でも、現実の政治となると、まったく話は別で、最後にウォレスの採った手段が正しいとは思えない…
どこかで妥協しなければならない現実があるんですね。
現実の政治のあり方というのは、どこで妥協できるかなんだなぁとつくづく思いました。

けれども。
ウォレスみたいに生きられたらカッコイイ! そして私もあんなふうに生を貫きたい。信念を失いたくはない。
生き方のお手本をひとつ見せてもらった気がします~
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せいぜい石ころで

2010年05月19日 02:18

夢みてたあの夏
 この国に革命が起こるかのような まぁ 幻覚

あたし
負けないかんね

負けないかんね
どんなに風が強くっても

あたし
負けないかんね

負けないかんね
どんなに雨が激しくっても

弱っちい
バリケードの真ん中で
石と火炎瓶で対抗だ

戦車がゴロゴロやってきても
戦闘機がゴウゴウ飛んできても
手元に
石ころと せいぜい火炎瓶と鉄パイプ

でも
負けないかんね

この国が
どんなにあたしに厳しくっても

untitled

2010年05月19日 01:57

いろんなことが
 いろんなことが

    こえにならない
    こえになれない

いろんなことが
いろんなことが

    こえにできない
    こえにしない

いろんなことが
いろんなことが

  *   *   *

ビールの泡のように
胸の内側の
こびりついた油汚れが
さらさらと 消えてゆけたらいいのに

胸の内側には
アルコール分ばっかりが のしかかり
ちっとも消える 気配がないよ

叫びたい 叫びたい
こえがきえて なくなるまで

世間を渡るハロルド

2010年05月15日 22:09

奇麗な苦艾の葉

【チャイルドハロルドの巡礼】第3編より、8連-11連
    バイロン作  Shallot B.訳

8.
こんなことを言い過ぎた。もう過去のこと。
こんなくどい呪文には、黙って封をしてしまおう。
ついにハロルドが、久々登場!
命を奪いはしないが癒えることもない傷に悶え苦しんできたので、
彼はもはや胸で何かを感じることもない。
しかしすべてを変える<時>は、彼の年齢と同様に
その気持ちや面持ちも変えてしまったのだ。
歳月は体から活力を奪うように、心から情熱を奪い取ってしまう。
そして<生>の魔法をかけられた杯は縁際だけが煌くんだ。

9.
彼はあまりに早く<生>の杯を飲み干してしまった。
そして残滓が苦艾(にがよもぎ)だとわかったのだ。
しかし聖なる地の澄んだ泉から湧き出る水で、彼は再び杯を満たした、
そしてその泉は永遠なるものだと思ったのだ。しかし無駄だった!
なおも彼の身には眼に見えない鎖が巻きつき、
絶えず苛み、見えないけれど縛りつけ、
音もたてずに重くのしかかる。
言葉もなく責めたて、多くの土地を通り抜けるその一歩ごとに
身に喰いこみ、鋭さを増してゆく痛みで、その身を磨り減らしてしまう。

10.
慎重な冷淡さで身を固め、安心して、
彼はまた自分の種族の人々と交流を持った。
そして心をとてもしっかり持っていると思いこみ、
硬い殻で心を覆ったので、
たとえ楽しみがなくても、どんな悲しみも背後に潜むことはなかった。
群衆のなかにひとり悟られることもなく立ち、
異国の地で<神>と<自然>の手による
驚くべき創造物のなかで見いだしたように、
人々のなかで相応しい思索の対象を探し求めた。

11.
しかし、いったい誰が熟した薔薇を眼に留め、
身に着けようと思うだろうか? いったい誰が
美女の頬の滑らかさと艶をしげしげと見て、
心は決して老いることはないと感じるだろうか? 
いったい誰が、<名誉>がその峭峻な山々のうえに昇る星を
雲間から見せてくれるとき、その山を登らないのだろう?
ハロルドは、いま一度渦中に入り、目の回るようなひとの輪を巡り、
<時>を追いかけた。しかし若く愚かな青春のころよりも、
より貴やかな目的を持って。
[ 続きを読む ]

己とは何か?

2010年05月15日 21:50

五月の府中で 金魚のいる甕

【チャイルドハロルドの巡礼】第3編より、4連-7連
    バイロン作  Shallot B.訳

4.
情熱の、あるいは喜びや苦しみの、若かりし日は遠退いて、
たぶん僕の心は、琴糸を失くしてしまった。
だから耳障りな音を立てるのかも。かつて歌ったように
歌おうとするなんて、虚しいことなのかもしれない。
でも、たとえ物憂い調べであっても、僕は諦められないんだ。
もしこの歌が、自分本位な悲しみの、あるいは喜びの
侘しい夢から僕を引き離そうとするならば、――
もしこの歌が僕に忘却を投げかけてくれるになら、――
この歌は、他人にはそうでなくても、僕には悪くないって思えるのさ。

5.
この憂世で、歳月によってではなく行動によって老け込み、
人生の深みを見透かし、
それゆえもはや何にも驚かない彼――
<愛>も<悲しみ>も、<名誉>も<野心>も<諍い>も、
もう、鋭利な忍耐という静寂の鋭い刃で、
彼の心を切り裂くことはできない。
なぜ<想い>が、寂れた洞窟に隠れ家を求めるのか、
また、楽しい姿をした想像力と、<魂>の通う草庵に古びながら
傷まずにいる幻影とで、その洞窟を満たすのか、彼にはわかってる。

6.
というのも、我々が、僕がしているように、
心に抱くいのちを産み、同時に手に入れ、
自分の想いに形を与えるのは、
創造し、創造のうちにより熱い生を生きるためなんだ。
己とは何か? 無。しかしおまえはちがう、
俺の思想の<精神>よ! 
おまえは眼に見えないが、俺は見つめ、この大地を這いずりまわる。
おまえの精霊と交わり、おまえの誕生と溶け合って、心が燃え立ち、
俺の拉げた感覚が消えようとも、まだ、おまえとともにあると感じるんだ。

7.
が、無闇に考えちゃいけない。
かつてあまりに鬱々と考え過ぎて、
煮えくり返り、擦り切れた頭の渦のなかで、
脳味噌は、空想と炎の渦巻く渦巻きになったのだ。
こうして、若いうちに自分の心を統べる術を教わらなかったので、
俺の命の泉は毒された。もう手遅れだ!
だが俺は変わった。<時>が癒せぬものに耐え、
<運命>を責めることなく苦い果実を食(は)む力については
いまなお充分変わらないけどね。
[ 続きを読む ]

初夏の読書(いろいろと…)

2010年05月05日 22:03

春と同様、なんだか1冊ずつ紹介するのが徐々にモノグサになりつつあり…ざっとまとめて感想をば。

さかしま (河出文庫)さかしま (河出文庫)
(2002/06)
J.K. ユイスマンス

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凄い書物です!!
こんなに影響を受けた作品は、う~ん、バルビュスの『砲火』とかボーヴォワールの『他人の血』以来かもしれない…。
一切が想像力によるものなんですよね。
触覚、味覚、視覚、聴覚、ありとあらゆる感覚が非生産的想像による「生」を意味する。
そんな気がします。
もともと仕事がらみで手にとった本だったし、表紙もルドンのアレな感じでいっぱいで、
あんまり気が進まなかったんですが、いやいやどうして!
特に、第4章の亀の結末部(74頁)とか、第13章(233頁)とか、心にグッときます。

自由と進歩の旗印のもとに、社会は人間の悲惨な生活状態をいよいよ悪化させる手段を発見するとともに、人間をその家庭から引っこ抜き、人間に滑稽な制服をまとわせ、特殊な武器を配布し、かつて黒人が解放される以前のそれにもひとしい奴隷状態に、人間を屈従させるようになった。すべてこれ、人間をして死刑の危険を冒さしむることなく、その同胞を殺害せしめ得るようにするための処置であって、しかもそれは、一般の殺人犯人が制服を着ず、単独で、あれほど騒々しくもなく、またあれほど素早くもない武器を用いて犯す犯罪と、何ら異るところはないのである。
 なんという奇妙な時代だろう、とデ・ゼッサントは独語した。人類の利益を祈願して、肉体的苦痛を除去するための麻酔剤を完成しようと努めながら、同時にまた、精神的苦痛を増大させるための、かような昂奮剤を準備している現代とは!
」(233頁より抜粋。)

影響されやすい私は、すっかり心酔してしまいました…。現代社会の矛盾。
それはもう、産業革命からずっと尾を引いて、未だに実現できていない精神的苦痛の除去…。
でも、これって多分永遠に無理な課題のような気がします…。

次。

サロメ図像学サロメ図像学
(2003/12)
井村 君江

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これまた仕事がらみで、しかも自分のお金で買ったのではない、貴重な資料の1つ。
さすが井村先生、ワイルドのところと福音書のところ、そして最後の図像一覧には圧倒されました!
これだけ調べ尽くしたら、面白いだろうなぁ…! と。
いつかこれのオフィーリア版を作りたいです(希望的観測)。

サロメ誕生―フローベール/ワイルドサロメ誕生―フローベール/ワイルド
(2001/04)
工藤 庸子

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念願のフローベール「ヘロディアス」を読めました!
工藤さんのオリエンタリズムの研究にも目を瞠るものがありました。
秋ごろ、オリエンタリズムの本をまとめて精読するときに、参考にさせてもらいます~

ぬらりひょんの孫 10 (ジャンプコミックス)ぬらりひょんの孫 10 (ジャンプコミックス)
(2010/04/02)
椎橋 寛

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ゆらちゃん全開ですね~
首無もところどころイイ感じではあるんですが。。。
本誌の首無を知ってるだけに、もどかしい感じ(笑)
牛鬼早く出てこないかな… ちょっと繋ぎの場面をまとめた巻という嫌いがありますね!

イギリス民話集 (岩波文庫)
残念ながら、(ホントすいませんが)最後の「滑稽な話」の面白さがどうしてもわからず、この章は読まないまま既読本の棚に置きました…><; 人魚や妖精、悪魔のあたりがとてもドキドキして楽しかっただけに、…多分相性の問題ですね。
フランス幻想民話集』や『バスク奇聞集』など、
フランスの民話に較べると、悪魔や魔女よりも妖精や人魚、そして(イギリスといえば)亡霊の話がとても多いなぁと思いました。これから細々と(フランス・イギリスの)民話も読み続けていきたいなぁと思っています。
[ 続きを読む ]

Scarborough Fair

2010年05月04日 18:30



中学生のとき、音楽の時間にやった歌を、なぜかふと思い出してYou Tubeで検索してみました。
ひとつは、「Sunrise Sunset」。どんな歌だったか、ただサビの節だけが強烈に頭に焼き付いていました。
たぶん、良し悪しも思わずに、波長の合う曲だったんでしょうね… たまに口ずさむこと十数年。

もうひとつが、サイモン+ガーファンクルの「Scarborough Fair」。
二人がどういうアーティストかということはつゆ知らず、ただこの曲が音楽の教科書に載っていて、
メロディーラインと歌声、そしてギターの響きが脳裏を離れなかった模様。

ちょっと歌詞も気になって、ついでにWikipediaも見たら、好きなはず。
British Balladのひとつだったんですね。
この小唄のメロディーラインって、「Green sleeves」もそうですが、本当にどこか切なくて、
心の琴線に触れるものがあると思います。
小唄を歌いながら消えたオフィーリアやデズデモーナ、シャーロット。
彼女の心の真実は、誰もが感じられるものなのではないかしらと思います。

[ 続きを読む ]

タオルケットの匂い

2010年05月03日 01:38

タオルケットに滲みた
木造建築の匂い
タオルケットに滲みた
昼間の香の匂い

ばっちゃんの白檀が
遠い日の記憶に滲む
じっちゃんの仏壇に
隠れたちっちゃい仏像

タオルケットには今
真昼の陽が射し込み
タオルケットには今
昨日の徒労が滲み込み

くたびれぼうけ
 くたびれぼうけ
タオルケットに沈む
 じっちゃんの霊魂のゆくえ

「坂口安吾と中原中也」の予告

2010年05月01日 22:28

先日、中原中也の会からこんな案内が…。

「坂口安吾と中原中也」のチラシ

「坂口安吾と中原中也」……待ちに待った東京開催。
う~ん、坂口安吾は読んだことがない。――と思った。

駄菓子菓子!

ぴゃっ と裏をめくったら、行かなくてはならない事情ができた…

あの名著、『接続する中也』の筆者、疋田雅昭先生(まさ先生)が、出るっ!!

とりあえず、同封されていた出欠の確認葉書に「出席・出席・出席」と勢いで○をつけて、ポストへ投函してしまったが…

若干、緊張(爆笑/←自分が緊張する理由がないぞ)。

で、昨日慌てて書店へ行き、新潮文庫の坂口安吾のコーナーで、一番短かった『白痴』を購入。
読み始めました… が… 
う~~~ん。正直、この作家、たぶんあたし好きじゃない…><;
でも、買っちゃったから、がんばって1冊読みます(集会までに)。

ところで、
実は、冬のうちに、フランス語の先生が(御自分の研究費で)「國文学」の中原中也特集を2冊、購入なさり、
私に下さいました! それはもう春休みのうちに読んでいたのですが、
なかなかブログにアップするまでに至っておらず…

疋田先生の論文もきっちり精読したのに…><;

この連休中になんとかアップします!(宣言!)

そこには花が見あたらない

2010年05月01日 17:52

午後の出来事2010の5月

【チャイルドハロルドの巡礼】第3編より、1連-3連
    バイロン作  Shallot B.訳

1.
俺の可愛い子、我が家と心の、ただひとりの娘よ!
エイダ! おまえの顔は母親似か?
このまえ俺はその笑っている青い瞳を見た、
それから俺たちは別れたんだ。今とは違って、
あのときは、また会える希望があったけど。――
        ハッとして目覚めれば、海の上だ。
空では風がうなり声をあげている。出発だ、
何処へなんて、知ったことか。だが、遠退(とおざ)かる祖国の岸辺に
悲しんだり喜んだりできるときは、もうおしまいさ。

2.
またもや海の上とは! またしても!
波は、騎手を知ってる馬みたいに、
俺を跳ね上げる。唸り声も大歓迎だ!
何処へ向かうにしろ、速く導け!
張りつめた帆柱が葦のように震えても、
裂けて翻弄している帆布が強い風をまき散らしても、
俺はそれでも進まなきゃならない。だって、俺は、一本の葦のよう、
岩場から投げ出され、<海>の泡のうえ、大波が打ち寄せ、
嵐の息吹がる吹き寄せるところへは何処へでも、航行しなくちゃならない。

3.
僕の若き夏のころ、あるひとについて歌ったね、
暗い心を持った、流離(さすらい)の追放者を。
いまいちど、僕は、そのとき始めたこの主題を取り上げて、
片雲の風が吹き抜けるように、この身に携えよう。
あの「お話」のなかで、僕には、
考え込み、やがて干上がった涙の痕跡(あと)が見られる。
涙は退(ひ)き、あとには不毛の溝で跡をつける。
そのうえを行くのは漂白の歳月、まったくのっそりと
生の最期の砂地を重たい足どりで踏みしめる。――そこには花が見あたらない。
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