暑中お見舞い申し上げます☆

2010年07月27日 21:16

えー…っと……。

また1ヶ月が終わろうとしています…。ハイ…。
「イギリスロマン派講座(@早稲田大学、イギリスロマン派学会主催)」の、
笠原順路先生の「剣闘士の系譜」のお話、及川先生の「バラッド」のお話のご報告ですが、
すいません、もうちょっと落ち着いたら、夜なべしてでもちゃんと書きます!><;

中原中也の会主催の研究集会(@近代文学館)では、疋田先生のお話、ちゃんと前から2列目で
バッチリ聴いてきました! ちょっとあわただしくて、ちゃんとご挨拶する暇がなかったのですが、
(疋田先生、ご挨拶もせずに申し訳ありません…><;)
キッチリメモもとってきてありますんで、これも8月中には更新しますーー!(;o;)/アワワ

読者の方には、いろいろ本当に申し訳ありません!

現在、朝8時30分起床で10時-夜10時30分勤務の怒涛の1週間(2日目)を
頭痛と腰痛と肩凝り・首凝り+疲労感とともに耐久中です。(ワーイ仲間がいっぱいだぁ!)
これが終われば、とりあえず一番キビシイ期間は終わるのですが、
その合間を縫って10日前後までオニのよーな(えぇそりゃもうオニですとも!)作業が
机に書類の山となって現在待ち受けている状況。

え? 今?(笑)

もちろん、仕事場のパソコンから内職中ですよ(爆)
本当はいけないんですがね。
ちょっと、もう、なんだか、……ねぇ。

で、とりあえず、8月に突入すれば、きっと更新できるよ。
うん! きっと!

今日はとってもキャラメルフラペチーノ(@スタバ)を食べたい気持ちでした。
今週末まで夢に見ながら、がんばります~
今週末には、田村さん個展(@アートスペース羅針盤)を見に行きます☆
めっさ楽しみです☆

【業務連絡】
とりあえず、ブログちゃんと更新できるように、いろんなものをスルーしながら頑張ります。

ワーテルローの戦場

2010年07月10日 20:27

Battle_of_Waterloo

【チャイルドハロルドの巡礼】第3編より、17連-20連
    バイロン作  Shallot B.訳

17.
待った! おまえの足下には、ある<帝国>の屍がある!
ある<地震>の残骸がその下に埋葬されているのだ!
この場所には戦いの痕跡を示す巨大な胸像もないのか?
勝利を示す戦利品で飾られた円柱もないのか?
何もない。しかし、この教訓の真実がもっとそれを明確に示す。
そのままに、立ち去るがよい。
真紅の雨が、どれほどの収穫を増やしたことだろう!
そしてこれが、おまえによって世界が得たもののすべてなのか、
比類なき<戦場>よ! 王を造り上げた<勝利>よ?

18.
そして、ハロルドはこの髑髏の地に立っている。
フランスの墓場、死のワーテルローよ!
なんと短い間に、時の与える(運命の)<力>が
その飛び去るように移ろいやすい名誉という戦利品を消滅させるのだろうか!
このまえ此処で、あの<鷲>は「高らかに」飛んでいた、
それから血ぬられた鉤爪で裂かれた平原を引き裂いた、
やがて連合国軍の矢で射抜かれた。
<野心>の生と苦労はすべて無駄になったのだ。
今、奴は<世界>の壊れた鎖の打ち砕かれた環を身にまとっている。。

19.
懲罰にふさわしい! ゴールは馬銜(はみ)を苛立って噛み、
足枷に泡をふくがいい。――だが、<地上>は自由になったのか?
国々はひとりの<人間>を屈服させるために戦ったのか?
あるいはすべての<国王>たちに真の<主権>を教えるために同盟を組んだのか?
何と! 再び甦った<隷属>が
啓蒙時代の継接ぎ(つぎはぎ)だらけの<偶像>になるのか?
今や<獅子>を打ち倒した我々は、<狼>に敬意を払うのか?
玉座に謙遜の目を向け、卑屈な膝をつくのか?
ちがう! 賞賛するまえに証明せよ!

20.
もしそうでないなら、零落した圧制者を鼻で笑うのはやめろ!
欧州の葡萄畑を踏み躙る光景をまえに、
長らく花を根こそぎにされ、
美しいひとの頬に熱い涙の筋がついたのも無駄なことだった。
死、虐殺、屈従、恐怖、こうしたものの歳月が生み出され、
何百万の決起した人々の連合によって打ち破られたことも、無駄なことだった。
ハルモディアスがアテネの暴君に抜いたような<刀>を
銀梅花で覆うときこそのみ、
<栄光>を最も愛しいと思うものなのだ。
[ 続きを読む ]

流浪人ハロルドと<自然>

2010年07月10日 20:03

Chaldean Stars

【チャイルドハロルドの巡礼】第3編より、12連-16連
    バイロン作  Shallot B.訳

12.
だが、やがて彼は<人間>と群れるのが
自分には合わないことがわかった。
連中とは通じるものがほとんどなかったんだ。
若い頃、自分の思いによって魂は宥められていたけれど、
自分の考えを人に合わせることを教わってはいなかった。
いまだに考えを曲げることなく、
彼の心が抗うやつらの<心>に、気持ちを譲ろうはしなかった。
荒んではいたが、誇り高かった。
自分の内に生きる道を見出して、ひとりぼっちで生きていられた。

13.
山々の聳えるところに、彼の友人たちはいた。
潮の逆巻くところに、彼の故郷はあった。
青い空と、煌く大地の拡がるところで、
彼には流離う熱と力があった。
砂漠、森、洞窟、砕波の泡(うたかた)、
そういったものが彼との友情を交わし、彼らはお互いに通じる言葉で話した。
その言葉は、彼の国の言葉で書かれた書物よりも明解だった。
だからよくそんな本を打ち遣っておいて、
陽の光で湖面に反射した<自然>の書物に目をやったものだった。

14.
古代カルディア人のように、彼は星を見つめられた。
やがて星明かりと同じ煌きで、彼は星をいっぱいにした。
そして地上と、地上の諍い、それから人間の脆さを
まったく忘れ去ったのだ。
彼の心があの高みを飛び続けられたなら、
彼は幸せだったのに。でも、まるで空の果てへと誘う天から
我々を離しておくための鎖を断ち切るように、
心の不滅の閃きが光りを放ちながら立ち昇ってゆくのを羨んで、
この土塊は、それを沈めてしまうのだ。

15.
やがて彼は、<人間>の住処で、不安でやつれ、
頑なでうんざりするようなものになった。
翼を切られた野生の鷹のようにうな垂れた。
そいつにとっては、果てない空だけが故郷だったのだ。
やがて再び発作が起こった、克服しなければならなかった。
閉じ込められた鳥が自分の胸と嘴を
鋼の籠に打ちつけて、
羽に血を滲ませるほどの激しさで、――
妨げられた<魂>の熱は、彼の胸へ腐食していった。

16.
自らを遠流の身としたハロルドは、再び国を離れてさまよっている。
<希望>はまったくなかったけれど、多少憂鬱ではなくなっていた。
自分は虚しく生きてきたんだ、墓のこちら側ではすべてが終わったのだ
という知識が、<絶望>に微笑みの仮面をつけさせた。
まるで略奪された難破船の沈みゆく甲板で、
泥酔した水夫たちが自分たちの運命を
狂ったように見定めるときのように、
その仮面は狂気染みていたのだが、それでも
生気を吹き込み、彼もそれを堪えようとはしなかった。
[ 続きを読む ]


Articles