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病める薔薇

2011年09月28日 16:02

The Sick Rose

【病める薔薇】
    ウィリアム・ブレイク(『無垢と経験の歌』より)

おお 薔薇よ おまえは病んでいる
眼には見えない蟲
そいつが夜更けに
うなる嵐のなか 飛んできた

そいつが 深紅の喜びという
おまえの臥所を見つけた
そして 奴の暗くて密かな愛が
おまえの命を毀したのだ
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毒の樹

2011年09月27日 16:03

A Poison Tree

【毒の樹】
  ウィリアム・ブレイク(『無垢と経験の歌』より)

僕は友人に腹を立てた
その理由を話したら、怒りもおさまった
僕は敵に腹を立てた
理由を話さなかったら、怒りは育っていった

怯えながら 朝に夕に
僕は涙の水遣りをした
微笑みながら 巧みで人には知れない策略で
僕はお日様にあててやった

怒りの樹は 朝に夕に
育っていき、とうとうピカピカで赤い林檎を実らせた
奴は林檎が輝くのを見て、
それが僕のものだと知った

闇夜に星が隠れたときに
奴は僕の庭へと侵入して林檎を盗った
朝になって 僕は喜んだ
奴は樹の下で腕を大きく広げていた
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柳の歌

2011年09月17日 22:34



【柳 柳 柳よ】
          伝承バラッド
          Shallot B.訳

1

恋人の樹の下に座る
あわれなひと ためいきまじり
胸には手を 膝には頭を
   柳 柳 柳よ
   歌え おお 頭に戴く青い柳よ

ためいきまじり うめいては歌う
喜びを感じない 僕の恋は終わったのだ
   柳 柳 柳よ
   歌え おお 頭に戴く青い柳よ

あの娘(こ)が無碍にした 僕の愛
あの娘にはなかった 真心
僕の愛にあの娘がくれたのは にくしみ
   柳 柳 柳よ

おお 恋人たちよ 僕に憐れみを (と彼は叫んだ)
あの娘の心臓 硬い石のよう
僕の嘆きなんて ものともしない
   柳 柳 柳よ

冷たい水が そばを流れ
眼にはたちまち 涙が溢れ
こぼれ落ちては ぐちゃぐちゃの顔
   柳 柳 柳よ

鳴かない鳥が 傍に座り
彼の嘆きに 耳を澄ます
しょっぱい涙が 溢れ出して
傍の石を 優しくする
   柳 柳 柳よ
   歌え おお 頭に戴く青い柳よ

責めないでおくれ あの娘の蔑みは明らかだ
あの娘は綺麗に生まれついた
僕は死ぬんだ その愛に
   柳 柳 柳よ
   歌え おお 頭に戴く青い柳よ

おお 綺麗なひとの心は頑なで
見向きもされず 僕の真心は拒まれた
   柳 柳 柳よ

屋敷でも 東屋でも 愛を野放しにするな
女なんてうわきもの きまぐれなものさ
   柳 柳 柳よ

口をつぐめるはずもない 僕はむなしく語るのさ
あの娘の嘲り軽蔑に 僕は辛抱する
   柳 柳 柳よ

さあ 叶わぬ恋をしたひとよ 僕のそばに座って
不実な恋を語る者よ 僕の女はきみのやつよりひどい
   柳 柳 柳よ

恋がたちまち消えたので 僕は柳を冠っているよ
捨てられた恋人たちの冠は みんなの目にとまる
   柳 柳 柳よ
   歌え おお 頭に戴く青い柳よ

2

悲しみに ひしがれて
軽蔑から 生まれ出て
手痛い仕打ちに 僕はまだまだ語るのだ
   柳 柳 柳よ
   歌え おお 頭に戴く青い柳よ

酷い恋人 耐えてる僕の傷心
僕の苦しみを見て 優越感にひたり喜びを感じるなんて
   柳 柳 柳よ
   歌え おお 頭に戴く青い柳よ

僕の前に立ち尽くす
心ないあの娘へのためいき
   柳 柳 柳よ

ためいきが僕に言うことに
望みなく死ぬように
友よ 柳の冠か僕を 僕の墓に吊り下げてくれ
   柳 柳 柳よ
   歌え おお 頭に戴く青い柳よ

僕の眠る墓に この柳の冠を
あの娘を知っている みんなの見えるところに掛けてくれ
あの娘が不実と分からせてくれ
   柳 柳 柳よ

「ここに眠る者は たいそう甘美な毒で死んだ」と
このことばが墓碑となり
ひとの目に触れますように
   柳 柳 柳よ

あの娘に手酷く蔑まれる僕の愛
無碍に笑われる僕の悲しみ
   柳 柳 柳よ

僕はあの娘に牙は剥かない
だって一度は愛してその名を大切に思ったから
   柳 柳 柳よ

あの娘の名は 耳に優しく
愛しい名前が 軽やかに僕の心に光を与えた
   柳 柳 柳よ
   歌え おお 頭に戴く青い柳よ

それは僕の慰めとなり そして僕の悲しみとなった
今は僕を苛むけれど かつては安らぎをくれた
   柳 柳 柳よ

さよなら、綺麗で心ないあなた
僕の呼吸とともに悲しみも終わる
   柳 柳 柳よ!
きみは僕を嫌って
僕はそれで死んでゆくけど
僕はきみを愛しているよ
   柳 柳 柳よ!
   柳 柳 柳よ!
   歌え おお 頭に戴く青い柳よ
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afternoon tea

2011年09月09日 16:53

おなかがいっぱいで
おひさまはあったかくって
風が涼しくて
萩の花が揺れている

なんだかねむい
アールグレイ
ガラスのティーカップ
テラスにほのかに香る

夏が逝き
秋が来る
無限の蒼に
星が降る

真夜中の「パヴァーヌ」

2011年09月07日 01:58

志賀高原2011の8月池

久しぶりに、
ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」を聴いて、
ほっとした。

亡くなった王女さまは、
どんなひとだったのだろう。

きっと、
やさしいひとだったのだろうな……

神様

2011年09月02日 22:02

summer yellow flowers shiga2011

神様は、頑張るひとにしか
   試練を与えない。

…って、高校生だったころに、
友達が言ってた。

私、最近、
「神様、ちょっと試練与えすぎじゃない?」
って思ってる。

でも、できるだけ、
頑張ってみる。


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