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春から夏の読書2013

2013年08月24日 15:16

えー^^; 前回の予告記事通り、今日は春から夏の読書記録を整理します。



・クードレット『西洋中世奇譚集成 妖精メリュジーヌ物語』松村剛訳(講談社)
西洋中世奇譚集成 妖精メリュジーヌ物語 (講談社学術文庫)西洋中世奇譚集成 妖精メリュジーヌ物語 (講談社学術文庫)
(2010/12/10)
クードレット

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メリュジーヌがかわいそうすぎる…><
とある貴族の一家の物語。惨劇に始まり、惨劇に終わる。
そして中世後期には優しいメリュジーヌが、その容姿と特質から悪魔にされてしまうなんて…。


・池上俊一訳『西洋中世奇譚集成 東方の驚異』(講談社)
西洋中世奇譚集成 東方の驚異 (講談社学術文庫)西洋中世奇譚集成 東方の驚異 (講談社学術文庫)
(2009/05/11)
逸名作家

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中世ヨーロッパ人から見た、東のほうに何か素晴らしい王国があるという幻想を、集団的に抱いていたことに対する訳者の指摘が最初と最後で述べられています。現代にも我々が集団的に抱いている幻想ってありますよね。それが、いかに恐ろしい力を持ったものかということがわかりました。
中世を学び、現代を知る、です。


・ル・ゴフ『子どもたちに語るヨーロッパ史』前田耕作・川崎万里訳(筑摩書房)
子どもたちに語るヨーロッパ史 (ちくま学芸文庫)子どもたちに語るヨーロッパ史 (ちくま学芸文庫)
(2009/09/09)
ジャック ル・ゴフ

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ヨーロッパ史を概観するのにちょうどいいです。ざっと復習になりました。
印象的だったのは、現在のアフリカで、日本人が巻き込まれる凄惨な事件に対して、
日本人があまりにアフリカに関心がなくて、知らないかということ。
この書物で、ぜひ、簡単にでもいいので、ヨーロッパ人が19世紀にアフリカでしたこと、
そして現在のアフリカがどういう状況かということを知ってもらいたいと思います。
後半は、中世史なのですが、こちらも、すごく初心者向けで読みやすいです。
特に、騎士や城塞についての構造なんかが、とても面白かったです。


・河原温『ブリュージュ―フランドルの輝ける宝石』(中央公論新社)
ブリュージュ―フランドルの輝ける宝石 (中公新書)ブリュージュ―フランドルの輝ける宝石 (中公新書)
(2006/05)
河原 温

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中世に繁栄を極めた都市ブリュージュ。
その繁栄がどのように築かれ、どれほどの繁栄で、どのように衰退したのか…
でも、現在は再び美しい観光都市として栄えているんですよね。
ローデンバックの『死の都ブリュージュ』は本当に美しい(幻想的な)作品ですが、
もっとリアルなブリュージュを感じられる1冊でした。
ローデンバック集成 (ちくま文庫)ローデンバック集成 (ちくま文庫)
(2005/09/07)
ジョルジュ・ローデンバック

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↑こちらも合わせて読むと面白いです☆


・ダニエル・ドナヒュー『貴婦人ゴディヴァ: 語り継がれる伝説』伊藤盡訳(慶應義塾大学出版会)
貴婦人ゴディヴァ: 語り継がれる伝説貴婦人ゴディヴァ: 語り継がれる伝説
(2011/10/29)
ダニエル・ドナヒュー

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来年の年賀状、これにするか思案中(笑)。
本を読んでから、近所のイギリス人に「ゴディヴァって知ってる?」って訊いたら、
「もちろん!」って返ってきた答えが本の冒頭に書かれているような内容だったので、
苦笑いしてしまいました(私ってば意地悪い!)。
本当のゴディヴァさんが伝説化していく過程が、緻密に分析されていて、
こんな分析ができるようになりたいなーって思いました。
内容自体も、本当に面白かったです。ゴディヴァに惚れてしまいました☆


・エウリーピデース『バッカイ――バッコスに憑かれた女たち』逸身喜一郎訳(岩波書店)
バッカイ――バッコスに憑かれた女たち (岩波文庫)バッカイ――バッコスに憑かれた女たち (岩波文庫)
(2013/05/17)
エウリーピデース

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本屋で衝動買いしたものです。
最初、けっこう「たるいな~^^; 古代だな~」などとほざいておりましたが、
クライマックスは、のめりこむように読んで、悲痛な気持ちになりました。
人間の感情のなまなましさと痛々しさが巧みに描出されています。
これ、劇作だから、たぶん舞台の幻想だったのでしょうが、
実際にこういうことって、折々の、例えば戦争とか罪人の処刑とかの局面で
あり得たことだったんですよね、きっと…。
人間の残酷さが胸に沁みました。


・久生十蘭『湖畔・ハムレット 久生十蘭作品集』(講談社)
湖畔・ハムレット 久生十蘭作品集 (講談社文芸文庫)湖畔・ハムレット 久生十蘭作品集 (講談社文芸文庫)
(2005/08/11)
久生 十蘭

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これまた書店で衝動買いした一冊。
「ハムレット」という文字は見過ごせない病気(笑)^^;
ところが。読み始めたら、その気持ち悪くて美しい世界観にすっかり魅せられてしまいました。
もう少し余裕があったら、他の作品も読みたいですが…^^;


・コルタサル『遊戯の終わり』木村榮一訳(岩波書店)
遊戯の終わり (岩波文庫)遊戯の終わり (岩波文庫)
(2012/06/16)
コルタサル

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久しぶりにアルゼンチン文学です!!>▽<
実は、日韓ワールドカップを境目にその後2年くらいアルゼンチンに傾倒して、
スペイン語をやったり、アルゼンチンアートを見に行ったり、
チャーリー・ガルシアの音楽のドライな感じに陶酔したり、
(グリーン)マテ茶の茶壺と専用ストローとドルチェデレーチェを用意して体感したり…(凝り性)
いろいろやりましたが、中でもマルタ・トラーバの『陽かがよう迷宮』を読んだことは大きな糧になりました。
陽かがよう迷宮 (ラテンアメリカ文学選集 5)陽かがよう迷宮 (ラテンアメリカ文学選集 5)
(1993/01)
マルタ トラーバ

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それで、コルタサル。
実はこれも書店で衝動買いしたんです(衝動買いしすぎ)。
内容は、三部構成になっていて、私は第1部と第3部がいいな、と思いました。
お気に入りは、第1部の「河」、「殺虫剤」、第3部の「水底譚」、「山椒魚」、「遊戯の終わり」。
特に、タイトルにもなっている「遊戯の終わり」の読後感の空虚さが何ともいえなくて…


というわけで、
現在、前にも書きましたが、メアリー・シェリーの『最後のひとり』を読んでいます。
(1ヶ月もかかってる!)もうちょっとで読み終わりますので、しばしお待ちを。
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言い訳ですが…

2013年08月01日 15:58

……忙殺されてます。><;

今、メアリー・シェリーの『最後のひとり』(英宝社)を読んでます。
夜中に、眠るまでのひととき。
まだ3分の1くらいです。

昨年の『フロス河の水車小屋』といい、『最後のひとり』といい、
ロマン派の小説に面白さを感じずにはいられない近年。
ダメ男子が素敵すぎる件(←ぇ)。

そのうち読書記事アップしますね。
もう少々お待ちを。


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