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Diez Miradas

2005年04月10日 00:22

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 東京都写真美術館で開催されている『スペイン現代写真家10人展』。一時期(厳密に言うと、日韓ワールドカップの時)アルゼンチンにはまりまくった挙句、スペイン語圏文化に凝った私としては、どことなく惹かれる展覧会だった。
 今回は、アルゼンチンとは関係なくて、まったくスペインの写真家さんたちが撮影した写真展。カトリックという宗教が写真のどこからともなく漂ってくる。
 私が最も魂を揺さぶられたのは、中でもJose Manuel Naviaの作品群。霧の中に佇みながらも何かものを想いながら歩く女性の写真をはじめ、たくさんの、どこか幻想的であり、どこか哀愁の漂う世界…。
 すっかりNaviaの写真の世界へ入り込んでしまっていた…。


  <Como La Foto> written by Shallot B
 午後になると、霧のような雨が降り始めた。遠くには私の住む集落が見えている。帰らなければならない? どうしても? ふと足はこれ以上前に進むことを拒む。霧雨が私を包む服を重たく湿らせている。吐息は白い。緑色の芝が枯れかけている。--このまま引き返すんだ。誰かが囁きかける。雨の音が聞こえる。鵙の鳴く声がする。どうして? どうして私はここにいるの? 何かが「解ける感覚」を脳裏に紛れさせた。何もかもが、記憶さえ、曖昧に、霧の中へと掻き消えてゆく。
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