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マンフレッドの悲痛な叫び。(Act2.Sc1.ll.73-95)

2005年02月12日 00:18

[マンフレッド]
かまうもんか――俺の魂はもう枯れ果てていたんだ!

[狩人]
それで、おまぇさんは自分の運命とワシの運命を取り替えたいのかぃ?

[マンフレッド]
いいや、そうじゃない!俺はアンタをひどいめにあわせたくないし、
俺の運命を生きているものととりかえたくもない。俺は耐えられるさ――
どんなに惨めだって、それでも耐えるべきなんだ――
他の人が夢に見るのさえ耐えられずに
睡みの中で息絶えてしまうような人生、に。

[狩人]
しかしこんな――
他人の悲しみへの慎み深い感情を持つおまぇさんが、
腹黒い悪人であろうはずが――ありゃせんじゃろう?
寛大な考えの人間が、敵の上に、
復讐をぶちまけるはずがあろうか?

[マンフレッド]
ちがう!ちがう、ちがう、ちがう!
俺は愛してくれた人々を傷つけてしまったんだ――
俺がいちばん愛した人々を。俺は敵など決して挫いたりはしない、
自分を守るためならいざしらず――
俺の過ちは、俺が大切に想っていた人々の上に、何もかも降りかかってしまった――
そして俺の抱擁が命とりだったんだ。

[狩人]
天がおまぇさんに休息をお与えになりますように!
そして懺悔がおまぇさんを穏やかにしてくれますように。
わしゃおまぇさんのために祈りますじゃ。

[マンフレッド]
そんなのは要らない、
アンタの同情になら耐えられるけどね。俺は出てくぜ――
もぅいいだろ――アバヨ!――(ほら)金だ、ありがとョ――
何も言うな――そうすべきなのさ――追ってくるなよ――
道は知ってる――山はもう危険じゃない。――
もう一度言う、頼むから、付いて来ないで!
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