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だから、僕たちはもう流浪人にならない

2005年09月19日 00:38

   1
僕たちはもう流浪人にはならない、
 だって夜が更けてゆくもの。
心臓はまだ愛おしんでいるけれど、
 そうして月はまだ輝いているけれど。

   2
だってね、剣が鞘を磨り減らしてしまったから、
 だって魂が胸を磨耗してしまったから、
そして心臓が息をすうため、すこし休まなくてはならないし、
 そして愛が自分を休めるのだから。

   3
夜は愛するために作られたんだとしても、
 陽の光があまりにも早く戻ってくるんだとしても、
それでも、もう、月の光に導かれて、
 流浪人になったりはしないんだ。
<Shallotのコメント>
原題は、『So, We’ll Go No More A Roving』(「Occasional Pieces」と呼ばれる作品群から)。

『貴公子ハロルド』の中にも、『マンフレッド』にも、良く見られるけれど、バイロンの自分の磨り減った悲しい心を歌うときの比喩的表現が、個人的にはめちゃめちゃ好きなんです。この詩は本当に有名な詩で、知らない人はいないんじゃないかとおもうくらいですが、二連目の「For the sword outwears its sheath/ And the soul wears out the breast,」のところも、ホント上手いなぁと、感心してしまいます。

この作品は1817年、マンフレッドよりも少しあと、イタリアまでたどり着いた頃の、少し落ち着いてきた生活の中で書いたらしいです。やっと少し休もうと思うんだ、という哀しくも、精神的には若干しっかりしているときに書いたんじゃないかなぁ~と、推測。どうですかね???
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