スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2005詩神を呼ぶ美術展 BEST10

2005年12月30日 23:24

 はろるど・わーどさんのブログを中心に、美術系ブログめぐりをしていたら、美術展のベスト10をやっていらしったので、私もBest10を書いてみることにしました。
 題して、『2005詩神を呼ぶ美術展 BEST10』。
 私は、美術展に行くと、必ずいくつかの作品に、詩を書くイマジネーションを貰います。なるべく言葉にできたものは、ここに書くようにしてはいるのですが…。実は、足を運んではいたものの、作品が素晴らしすぎたり、作品自体が詩的メッセージを含有しているがゆえに、私の貧しい言葉数では、詩に書けなかったものもあったりしました。
 そんなわけで、今日はちらっとまとめてみようかしら。

①『ハンス・アルプ展』川村記念美術館(7月下旬)
 アルプの作品は、小さな生き物みたいで、とっても楽しかったです♪まさに、小世界が形成されていました☆ 森の中で、きのこの妖精にいっぱい出会ったような、そんな気持ちになりました☆

②『ラ・トゥール展』国立西洋美術館(3月下旬)
 今年のロングベストテーマ(マイブーム)であった、マグダラのマリアとの初遭遇。この展覧会がなかったら、新約聖書読んでないし。マグダラさんの詩をたくさん書くきっかけになりました。あの髪の毛の美しさったら、どんなシャンプーでも出せませんって(笑)。この展覧会にあった作品の中の人々は、みんな、本当に人間の明暗を心に秘めながら、生きていました。ゴシック美術って、こんななんだ~、って改めて感動。黒の光が、本当に素晴らしかったです。

③『踊るサテュロス』東京国立博物館(3月上旬)
 海の底から引き上げられた、一体の像。Dancing Satyrの人間臭い美しさ。髪の毛、目鼻、そして想像させられる指先までが、魔法にかかったように固まって、永遠の時間の流れの中で、瞬間を生きていたSatyr。詩的感動を、大いに覚えました。

④『ベルナール・ビュフェ展』損保ジャパン東郷青児美術館(8月中旬) 都市の絵画を見て、涙が溢れたのは、初めてでした。
 誰もいない、針のような、マンハッタン。そこに建物が在る。道が在る。高く聳える塔の構図は完璧で、見上げた空には何もない。
 ビュフェの絵画は、実存を思い知らせてくれるような、自己存在の確認をさせてくれるような、そんな絵画なのかなぁ、と考え込んでしまいました。ビュフェの描く花の絵(百合と薔薇しか見ていませんが)も、とても凛としていて、しっかりした存在感をカンヴァスの中に保っていて、美しいなぁと思いました。

⑤『森山大道写真展ブエノスアイレス』epSITE(新宿)(7月下旬)
 4年前にサッカーにハマった時、アルゼンチンが大好きになった余波もあり、ブエノスアイレスは、世界の都市の中でも、訪れてみたいところの一つです。そんなブエノスアイレスの光と影、動物や人間を、都市の息吹を一枚一枚の写真に現像した森山さんの写真は、小さないのちに対する優しさや、西洋の持つカッコ良さ(クールな感じ)が、いっぱい映し出されていて、見ていてウキウキしました。勿論、都市の影の部分も見え隠れしているのだけど、そこにも生活があるんだ~、なんて。チャーリー・ガルシアの音楽が聞こえてきそうな感じ♪

⑥『ベルギー象徴派展』Bunkamuraザ・ミュージアム(5月上旬)
 メロメタが好きなShallotのダークな部分を見事に直撃した展覧会。ダーク度100%MAX全開、人間の内部に存在する邪悪さに眼を向けてみると、それが美しさと表裏一体だってことがよく判ります(笑)。そんなダークさが大好きさ♪ レオン・フレデリックの『聖三位一体』の泣きながら歩く女の子の絵は、今でも深い悲しみを誘います。フェルナン・クノップフのパステル画の柔らかさ。深い夜の美しさ。ウィリアム・ドグーヴ・ヌンクの『爛れた森』は、春の温かさが雪を溶かし、森の木々を根腐らせる…。一匹の蛇が木に絡む…。
 ホント、いい感じでした☆

⑦『小林古径展』東京国立近代美術館(6月~7月)
 日本画って、こんなに美しいんだ~☆と、日本の文化の季節感や、日本の人が季節の移ろいに見出す哀しみとか優しさとか、そういうものがめっちゃ凝縮された展覧会でした。若山牧水を初め、いろんな和歌を思い出したりもしました。せっかく日本に生まれ育ったのだから、こういう美しさも認識したいなぁ、と、以来、山種美術館も好きになりました…。季節に込めた心というのは、日本人が独自に育んできたものかもしれません。私も、西洋にかぶれながらも、気が付くと、日本人臭い西洋風の描写に走っていたりするし。。。うん。

⑧『タピエス展』原美術館(4月下旬)
 あちらこちらに見られた十字。でも、その十字は、どこか曲げられているようでもあり、解釈は様々にできたのではないかしら。十字は既に否定されているのです。二つの結び目では、十字は十字ではない。『マルドロールの歌』のように残酷で美しい。本当に幻夢的な展覧会でした。

⑨『やなぎみわ展』原美術館(10月下旬)
 砂女。多分、語り手或いは読み手の内面。これは、かなり気に入ったのですが、作品自体が詩的メッセージを多分に含んでいたので、敢えてここには書きませんでした…。砂女は、海からは遠く離れた荒野に存在するけれど、海の香りがするんです。本当に素敵でした☆

⑩『キアロスクーロ展』国立西洋美術館(12月上旬)
 神様たちの饗宴。絵画の題材は、言うまでもなく聖書の、特に新約聖書、それからギリシア・ローマ神話、ローマ史。人間って、世界の始まりについて、よくわかんないこととなると、本当にいろいろと想像するんだなぁ、などとよく判らない感動を覚えた展覧会でした(笑)。線の一本一本が、職人技ぁって感じで、銅版画にも負けないくらいダイナミックで表現豊かでした。神様の世界は、現代に生きる私の想像を遥かに超えた、まさに超人的な世界であり、こんな世界を中世までの人たちは描いていたんだなぁ、と。そして何より、ヨハネくんが若くて素敵でした☆(爆)


 ランク外で、この中に入れたかったけど、入れられなかったのは、5月中旬に出かけた六本木ヒルズは森美術館の、『ストーリーテラーズ』という展覧会でした。大好きなエーヤ・リーサ・アハティラの作品が4つもあって、個人的には非常に気に入った展覧会でしたが、何せ気に入ったのがエーヤさんの作品ひとつでは、ランクインさせてはいけない気がして…。エーヤさんは、詩を書く上で、本当に映像的な視点を大いに与えてくれます。氷の池に沈む想いとか、深い雨の森を彷徨う魂とか、衝突する都会の自我たちとか…。今年もまた、エーヤさんの作品には是非出会えたらなぁと、切に願っています☆

 最後に。
 竹橋の国立近代美術館の常設展に置かれているアルプの彫刻は、ひそかに私の超お気に入りであり、お宝です…。カワユイ♪
関連記事


コメント

  1. はろるど | URL | GMs.CvUw

    ベスト10!

    こんばんは。
    「2005詩神を呼ぶ美術展」!
    カッコいいタイトルですねえ!

    森山ファンの私としては、
    こちらでのランクインが嬉しいです。
    でもカッコいいですよね。ブエノスアイレスがとてもセクシーで…。

    やなぎみわもかなり印象に残ったので、
    今更ながら、入れれば良かったかななどともう後悔しています…。ビュフェも抜群でした!

  2. Shallot B. | URL | GosGM5ns

    こんばんは♪

    >カッコいいタイトルですねえ!
    いぇいぇ、…タイトルばっかりで(笑)☆

    >ブエノスアイレスがとてもセクシーで…。
    ですね!*^-^*彼の写真には本当に惹かれるものがあります…ミ☆

    >ビュフェも抜群でした!
    ビュフェの作品の質感には眼を瞠るものがありますよね。私も大好きになりました!

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://sousleau.blog5.fc2.com/tb.php/189-7294cf4c
この記事へのトラックバック

2005年 私が観た美術展 ベスト10

昨日のコンサート編に続いて、美術展のベスト10です。いつもの如く、かなり迷いましたが、これをやると、今年あった展覧会をもう一度思い返すことができます。(昨年はこちらへ。)「2005年 私が観た美術展 ベスト10」1 「北斎展」   東京国立博物館 10/25~12/42 



Articles


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。