スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

今宵月は茗荷を食ひ過ぎてゐる

2006年05月10日 00:46

白紫の花花

【月】 中原中也 作 (『在りし日の歌』より)
今宵月は茗荷を食ひ過ぎてゐる
済製場の屋根にブラ下つた琵琶は鳴るとしも想へぬ
石炭の匂ひがしたつて怖けるには及ばぬ
灌木がその個性を砥いでゐる
姉妹は眠つた、母親は紅殻色の格子を締めた!
 
さてベランダの上にだが
見れば銅貨が落ちてゐる、いやメダルなのかア
これは今日昼落とした文子さんのだ
明日はこれを届けてやらう
ポケットに入れたが気にかゝる、月は茗荷を食ひ過ぎてゐる
灌木がその個性を砥いでゐる
姉妹は眠つた、母親は紅殻色の格子を締めた!
 お風呂にはいっていたら、「そうかァ、もうすぐ夏が来るなぁ」とふと思い、「夏と言えば、茗荷の入ったそうめんだなァ」と、次の瞬間口の中にはこの詩の「月は茗荷を食ひ過ぎてゐる」が突いて出てきて、脳裏を駆け巡り、離れてくれなかったので、思わず引用してしまった次第。少し和風のビデオアートみたいな小作品。
関連記事


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://sousleau.blog5.fc2.com/tb.php/238-4c48b80b
    この記事へのトラックバック


    Articles


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。