2006年06月12日 01:17

緋夢

磨きあがった満月は白く
実体を失い消えていった

陽が 揺ら揺ら
赤い空が洗われて
水色の肌を見せる

花が 遠い蒼を見詰めて
今朝も香りを放つ

いつもの朝と同じ
漁師の網にはたくさんの
死出の旅路を虚ろに見詰める魚たち

ざわめく幾百の蝶が
岩から舞い上がる

遠く
水平線が
いつもより高い

そう
突然の出来事
全てを飲み込めばいい

熱い鉄の大波が押し寄せる
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