スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『コーカサスの虜』

2006年07月17日 23:24

Prisoners of the mountain

 久しぶりに映画を見てきました! 今、都内で「ロシア・ソヴィエト映画祭」というものが開催されていて、ひょんなことから行くことになりました。私が見てきたのは『PRISONER OF THE MOUNTAINS(邦題:コーカサスの虜)』という、カザフスタンで製作された映画です。
 ざっくばらんに言えば、「憎しみの連鎖」ってこういうことなのかなぁ、と思いました。自分の家族を殺したのがロシア人だから、ロシア人はみんな悪いから、ロシア人を殺します。殺されたロシア人としては、自分の家族を殺したのはチェチェンの人だから、チェチェンの人に報復します。…恐ろしい血まみれのエンドレス。
 ストーリー。二人の兵士ワーニャくんとサーシャ准尉が、チェチェンの村人(村の人はみんな兵士?と思うほど、普通に銃器を持っていました)アブドゥル氏によって捕虜として捕らえられ、彼の家の納屋に連行される。足枷をかけられ、囚われの人となるも、ワーニャくんは、二人を世話してくれる14歳くらいの娘ジーナと仲良くなる。二人を捕虜としたアブドゥル氏は、その実息子がロシアに捕虜として捕らえられているので、交換して助け出そうとしていた。しかし、この捕虜交換の目論みは、ある出来事を切欠に壮絶な悲劇へと進んでしまう…。コーカサスにおけるロシアの役割とチェチェン紛争を描いた作品。
 Shallotのお気に入りは、やっぱりワーニャくんとジーナちゃんのほんのりラブラブな感じのシーンがほっとできて良いです。微笑ましい。状況はあり得ないくらい異常で残忍な筈なのに。だからなおさら微笑ましいのかもしれない。ですが、この二人の結末も、悲しすぎます。悲劇だからそういうものなのかもしれないけれど、悲しいです。涙は出ません。ただ、今も続いているチェチェンの問題のなかで、自分が何もできないことが悲しくなります。
 サーシャさんもカッコイイです。テキトー人生を一生懸命悪足掻きしているようで、カッコイイです。でも軍人です。どこまでも軍人です。だから、冗談でも、村を破壊するって言い切れるのかもしれません…そこがまたエンドレスな問題を私に提起したのかもしれない。
 久しぶりの映画でしたが、ほろ苦い人間ドラマと民族紛争の現実を実感した96分間でした。
関連記事


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://sousleau.blog5.fc2.com/tb.php/253-3036b8d3
    この記事へのトラックバック


    Articles


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。