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『ダリ芸術のルーツ』 諸橋近代美術館

2006年08月14日 22:17

ダリ芸術のルーツ広告

久々の更新です!
実は、福島県裏磐梯へ行ってきました!(仕事ですけど…)
自分で企画をしたので、この仕事では好きなところへ行けました(笑)
というわけで、諸橋近代美術館です。
諸橋近代美術館全景

ダリの彫刻コレクションで有名なこの美術館は、
外観もとってもステキです!
外観を見るだけでも行きたくなります(笑)
でも、この外観だけではありませんでした…
コレクションの彫刻が凄い! 面白すぎです…
見ごたえ充分。お盆の時期だというのに、
あんまりお客さんがいなくて、個人的には
とっても静かで、充実したゆったりした中で
彫刻をみることができました!

ニュートンに捧ぐ

 「ニュートンに捧ぐ」という彫刻(上図)では、人間の臓腑と脳を刳り抜かれた、いわば人間の形骸がバラバラにされたアンバランスな彫刻の中に、何故か安定した空間が広がっています。完全なまでのデッサンには驚きです。足の指は切断されていますが、何故か一本多い小指が離れて置かれています。でも、この小指のひとつがないと、バランスが取れないのでしょうね~。最初この彫刻の面白さがよく判らなかったのですが、ついになっているような「腕のないニュートン」という小さな彫刻によって、「ニュートンに捧ぐ」の面白さが浮き彫りになります。
 「腕のないニュートン」は、「ニュートンに捧ぐ」と同じ構図でありながら、腕と足の小指が失われています。一本軸になった人間の形骸は、何故かどっしりした安定感があり、そこにはやはり縦長の空間があります。これによって、「ニュートンに捧ぐ」ではアンバランスさの中の安定感が発見され、こちらの彫刻で創造された空間は正方形であることが分かります。このアンバランスさが面白かったです。
天使と蝸牛

「かたつむりと天使」では、両腕を広げたくらいに大きい蝸牛の上に天使がのっています。天使もかたつむりも羽を持っています。大きいのに、リアルなのにとっても愛らしいかたつむりです。

「女性の頭部」では、顔の表面には、ダンテの「神曲」に出てくるベアトリーチェをイメージした貞淑な女性像が刻まれていますが、後頭部へと廻ってみると、古代ギリシアの彫刻プシュケとキューピッドがそのままミニ版となって羽ばたいています。これはとっても分かりやすいですよね~。表面的には「貞淑な女性」、でも頭の中は「愛の欲望でいっぱいのキューピッドとプシュケな気持ち」ってわけです。ありがちって言えばありがちだけど、ダリにかかるとそのありがちもなんだかカッコよくなっちゃいました♪

トリニテ

「3人の司教に崇拝された聖女トリニテ」では、絵の具の美しい質感に惚れ惚れしてしまいました。聖女トリニテの意味がイマイチ飲み込めなかったのですが、「トリニテ」とはどうやら三位一体のことを指し示すらしく、その三つが精霊として描かれることが伝統的に行われていたようなので、それを示すのかどうかが微妙ですが、ともかくこの作品の美しさは本当に素晴らしかったです。
実はこの美術館の鑑賞では、最も気に入った作品でした♪

三島での「クレチマスの丘」で、ヴァンジの彫刻に出会って以来の、大々的な彫刻鑑賞となりましたが、同じくらい見ごたえのあった美術館でした☆ ダリ万歳です☆ 都内で秋に開催されるダリの展覧会が、またまたとっても楽しみです♪
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