寒い夜の自画像

2006年12月17日 22:53

寒い日の自画像

【寒い夜の自我像】 中原中也 作(『山羊の歌』より)

きらびやかでもないけれど
この一本の手綱をはなさず
この陰暗の地域を過ぎる!
その志明らかなれば
冬の夜を我は嘆かず
人々の憔懆のみの愁しみや
憧れに引廻される女等の鼻唄を
わが瑣細なる罰と感じ
そが、わが皮膚を刺すにまかす。

蹌踉めくままに静もりを保ち、
聊かは儀文めいた心地をもつて
われはわが怠惰を諌める
寒月の下を往きながら。

陽気で、坦々として、而も己を売らないことをと、
わが魂の願ふことであつた!
 今清澄の東京都現代美術館で開催中の「大竹伸朗 全景1955-2006」展へ行ってきました! 個人的には第10展示室の「アメリカシリーズ」がとっても気に入りました。幻想的な絵画にアメリカの表題がしっくりきていて、時間と空間の刹那を感じたりしたわけです。
 でも、このブログに是非アップしなくちゃ!と思ったのは、最初の方の、大竹さんが若い頃に描いたという自画像です。何故か、なぜか、見ながら、中也の「寒い夜の自画像」というタイトルが頭をぐるぐる。で、早速葉書を購入し、ここに思ったように書いてみました。
 さて、「寒い夜」って感じが出ていますでしょうか…?
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