梅園

2007年02月17日 18:45

――如月。

冷たい空気の中
白梅のつぼみ
ふぅっ と吐息
燦めく朝 澄んだ陽射し
白い瞼 裂かれ
真珠のよな一粒
ほろり 零ち

まだ開かなくていいよ と
金の砂撒く春風に言われても
開いてしまう 目蓋を
青空は止められない

猫柳 揺れ
金色の肌

温んだ空気の中
蝋梅の枯花
ふうっ と吐息
麗らな真昼 澱んだ陽射し
金の眼 喪われ
水晶のよな一粒
ぼろり 堕ち

蝋梅は 金色の肌を
くしゃくしゃにして
知っている
青空がどんなに拡いか
星空がどんなに遠いか
寒空がどんなに辛いか

何も見えなくなって
夕暮の沈黙
風に乗る白梅の声を
静かに耳を傾けるほかに
蝋梅はできずにいて
一年前、祖母が遊びに来たとき、「蝋梅」を教えてくれました。
「蝋梅」を「老廃」とひっかけて、
「とても綺麗なお花なのよ、でも『ロウバイ』なんて厭ねぇ」
と笑いながら。

周りの若い男の子たちを見ていると(環境が男の子が多めです)、
ほんとうに「老廃」な気持ちで、
「蝋梅」に親近感が湧いてきました(笑)。

白梅の 夢は高みに 舞い上がり
 雲雀の聞こえる 雲なき蒼天

いつまでも 見上げる空は 遠いまま
 落つる金色 雫 蝋梅 
関連記事


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://sousleau.blog5.fc2.com/tb.php/290-93ede134
    この記事へのトラックバック


    Articles