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Culture Crash ―雨の夜―

2005年06月12日 00:49

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 踏み切りの遮断機が下りる、列車が轟音を響かせて通り過ぎる…。
 雨の夜。車も人も、誰一人この遮断機の登るのを待ってはいない――私を除いて。列車には誰も乗っていない、貨物列車が通り抜ける。――疲れた…。存在していることに、夢を持ち続けることに。いや、そんなふうに思ってはいけない、ただ他人と接することに疲れただけだ。踏み切りの遮断機は下りたまま、列車が轟音を響かせて通り過ぎる…。他人と接すると自分を見失わなくてはいけない。仮面をつけたまま、私はすでに私ではなくなる。他人と接しているときの自分はたまらなくわがままで、そのもう一人の私の存在が疎ましくて、耐えることができない、ただそれだけだ。踏み切りの遮断機は下りたまま、列車が轟音を響かせて通り過ぎる…。年配の家族を持った男性たちが、ハードスケジュールを生きがいにしている、そんな神経がどうしても理解できない。もっと大切なものを持っているはずだ、家族、妻、子供、そう、子供はかけがえがないじゃないか、それなのに家に帰らずに仕事に明け暮れているなんて、どうかしている。家族、妻、子供、趣味の時間。列車は轟音を響かせて通り過ぎ、遮断機がやがてのそのそと這い上がる…。土砂降りの雨に、お気に入りのスニーカーがずぶ濡れている。重たい足をひきずって、私はやがてみずぼらしいアパートの自分の部屋にたどり着く…。誰も待っていない部屋。暗い部屋。どこか黴臭い。
 この世に存在すること、それは創造主の奴隷であること。――炎天下、熱病にかかった地球の表面で、滅亡寸前の動物たちの呪いを身に感じながら、そして私はどこへ向かえばいいのだろうか…?
 今日はNew Ageのアーティスト、Sacred Spiritのセカンドアルバム、『Culture Clash』のご紹介です。このアルバムは、もうずいぶん前に新宿のタワーレコードで買ったのですが、気持ちが凹んでくると、どうしてか必ず聴いてしまいます。特に秋と夏の長雨の時期はぴったり。冬の寒い時期でも、雨の日には趣がでてきます。
 おそらく、1500年前後から300年に渡り、アフリカ西海岸から奴隷としてアメリカ大陸やヨーロッパに連れていかれたBlackの人々が脈々と受け継いできた音楽が、現代北米で再び蘇った、それがこのアルバムの悲愴感であるのではないでしょうか。弦楽器の美しい音色は心によく染み渡ってきます。
 まぁね、リラックマではないけれど、疲れたら、明日できることは明日にまわして、ゆっくりポタージュでも蜂蜜湯でも飲んで、寝ちゃいましょう☆^-^☆
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