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瑠璃

2007年08月17日 07:46

夏の森の幻2

広がり続ける砂漠を
旅人はもうずいぶん歩いていた
幾度も脱走を試みた兵士だった
あてどもなく続く旅路に
四肢は焼かれ
血は固まり

瑠璃の王国
透明な
輝ける建造物の数々
熱帯の植物が
太陽を求め
遠い光に
腕を伸ばす

瑠璃の石畳に
そっと耳をあてる
旅人は 聴く
絶え間ない
地下水脈を

『地獄の季節』より抜粋引用
    (ランボー作、宇佐美斉訳、ちくま文庫刊)

「悪い血」より
・さあ! 前進だ、重荷、砂漠、倦怠、そして怒り。(p.253.)
・――どのような血のなかを歩むのか。(p.253.)
・まだほんの子供だったころ、私は、何度でも牢獄に舞い戻ってくる
 強情一徹な徒刑囚を、驚嘆して見つめたものだ。(p.254.)
・「弱かろうが、強かろうが、とにかくおまえはそこにいる、それが
 力なのだ。おまえはどこへ行くのかも、またなぜ行くのかも知らな
 い。どこへでもいいから入って行け、何にでもいいから受け応えし
 ろ。おまえが死骸でもあるかのように、誰もおまえを殺したりはし
 ないだろう。」(p.255.)
・都会で、泥濘がとつぜん私の眼に赤く、そして黒く見えた。隣の部
 屋でランプの灯をぐるぐる回したときに、鏡がそう見えるように。
 まるで森のなかの宝物だった。その調子だ、ガンバレヨ、と私は叫
 んだものだ。すると天上に、炎と煙とが海となって拡がるのが見え
 た。左手にも、右手にも、ありとあらゆる財宝が、無数の雷のよう
 に燃え上がるのだった。(p.255.)
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