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大伯皇女の秋

2007年09月24日 01:28

夏の森の光へ5

男子禁制の伊勢に斉王として派遣されている姉・大伯皇女に、姉ちゃん大好きっ子の大津皇子がとある決心を胸に、こっそり会いにきて、一晩過ごしてから帰っていくときに、孤独に弟を見送る姉が作った歌。


わが背子を 大和へ遣ると さ夜深けて
暁露に わが立ち濡れし

【大意】
 弟を都に帰し、見送り佇んでいると、夜も更けて明け方の露に
すっかり濡れてしまった。


二人行けど 行き過ぎ難き 秋山を
いかにか君が 独り越ゆらむ

【大意】
二人で行っても越えにくい寂しい秋の山を、
今ごろはどうして彼は一人越えているのだろうか。
 24歳の大津皇子は、活発で武芸にも秀でた人気の皇子でした。でも、権力の渦に巻き込まれて、最後は自ら「謀反」を決意、失敗し捕らえられ、絞首刑となった悲劇の皇子として有名です。
(詳しくはこちらのサイトが参考になります。また、天上の虹12巻もどうぞ。)

 大伯皇女は、どんな気持ちで生死を分ける一大事を決意した弟を、都へ返したのでしょうか? 秋の静寂と風の音と、そして夜明けの鳥の声――冷たくなり始めた風は、彼女に何を想わせたのでしょうか…

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