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Recumbent, Palms Pressed Together

2008年01月12日 17:30

小川の早春2

【Recumbent, Palms Pressed Together】
―――――― Written by TOMINAGA Taro(1901-25)
――――――Trans. by Ry Beville

I'll rest this body, ravished by disease
Rest it in the damp, decaying leaves

All around me bamboo flourishes
With joints having grown far apart
At night the canes kick up a clatter
In the black and hurried wind of winter

Canes with joints having grown far apart
Provide a darkened canopy above my head
The woven mesh of leaves is whitened
By frost around the hour midnight
Their keenly sharpened edges reach out
Point as fingers to my weakened heart

(from HESO Magazine. Issue#9 Heroes Nov/Dec 2007. p14.)



ravish:~を奪う、力づくで持ち去る
damp:湿った
decay:腐食する
flourish:繁茂する
joint:節目、関節、付け根
cane:(竹などの)茎
clatter:がちゃがちゃいう音
canopy:天蓋(てんがい)、(熱帯雨林の)林冠
     e.g: a canopy of branches 頭上をおおう木々の枝.
woven:weaveの過去分詞<weave: 編む、編みこむ
mesh:網、織物
臍マガジン」という謎のフリーペーパーを入手しました。
以前ご紹介させていただいた中也の作品を翻訳されているBevilleさんが、
富永太郎の詩を訳したものが掲載されているので、新たにご紹介。
「日本語より英語のほうのが雰囲気がつたわってくる~♪」と感じてしまったのは
内緒の話。 「竹」モチーフの詩では、萩原朔太郎のものが有名ですが、
こちらもイイ☆・ω・☆


【横臥合掌】  富永太郎(1901-25) 

病みさらぼへたこの肉身を
湿りたるわくら葉に横たへやう

わがまはりにはすくすくと 
節の間長き竹が生え
冬の夜の黒い疾い風ゆゑに
茎は戛々の音を立てる

節の間長き竹の茎は
我が頭上に黒々と天蓋を捧げ
網目なすそのひと葉ひと葉は
夜半の白い霜を帯び
いとも鋭い葉先をさし延べ
わが力ない心臓の方をゆびさす


(注)
・ わくら葉:病葉。病気や虫のために変色した葉。特に、夏の青葉の中にまじって、赤や黄色に色づいている葉。
・ 間:ま
・ 戛々:かつかつ。堅い物どうしが触れ合う音。その音を立てる様子。
・ 方:かた
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コメント

  1. Ry+Beville | URL | -

    Tominaga Taro

    臍マガジンを手に入れて、嬉しいです。毎回、詩の翻訳を載せますから、是非、1/2月版も読んで下さい。今週出ると思います。

    富永太郎は特に難しい詩人です。富永について修士論文を書いてかなり苦労しました。今年、できれば、全詩集の英訳を出版します。

    四年前、この詩を訳しました。アメリカの元桂冠詩人、Robert Hassに教えていただいたころです。Hass先生は私が訳した「在りし日の歌」も編集してくださいました。Hass先生は日本の詩に結構影響を受けたので、日本人にとって面白いかもしれません。まだ和訳はありませんが、その英語がそんなに難しいから、よかったら、ちょっと読んでみてください。
    Ry Beville

  2. Shallot B. | URL | GosGM5ns

    富永の英訳?!

    Bevilleさん☆

    こんにちは~☆*>ω<*
    (Bevilleさんからコメントがつくと、
    なんだか意味もなくテンション上がります/笑)

    >臍マガジン
    はぃ!!>▽<是非ゲットします!!

    >富永について修士論文を書いてかなり苦労しました。
    Bevilleさんの修士論文…見てみたい…☆☆
    (私のは恥ずかしくて燃やしたいものだったなぁ…)

    >今年、できれば、全詩集の英訳を出版します。
    発売されたらスグ入手したいです!
    そしてブログで紹介をば…☆

    >Hass先生は日本の詩
    >ちょっと読んでみてください。
    是非探してみます♪

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