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血を吐くやうなせつなさに

2008年06月02日 01:27

晩春雨歌11

  【夏】 中原中也 作

血を吐くやうな 倦うさ、たゆけさ
今日の日も畑に日は照り、麦に日は照り
睡るがやうな悲しさに、み空をとほく
血を吐くやうな倦うさ、たゆけさ

空は燃え、畑はつづき
雲浮び、眩しく光り
今日の日も陽は炎ゆる、地は睡る
血を吐くやうなせつなさに。

嵐のやうな心の歴史は
終焉つてしまつたもののやうに
そこから繰れる一つの緒もないもののやうに
燃ゆる日の彼方に睡る。

私は残る、亡骸として――
血を吐くやうなせつなさかなしさ。


注)
倦うさ:ものうさ
炎ゆる:もゆる
終焉つて:おわって
繰れる:たぐれる
緒:いとぐち
彼方:かなた
亡骸:なきがら


まだ夏には早いですが、久しぶりにテンプレートを変えてみました。
この週末は、なんだか本当に「嵐のやうな心の歴史」になりそうな勢いで…(苦笑)

…ハムレットごっこは、お話の中だけに止めておくべきです(笑)
「Get thee to a nunnery」を受けるオフィーリアの気持ち、
この役はけっこうしんどいよ~

血を吐くやうなせつなさかなしさ。
終わってしまえば、「歴史」です~
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