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父の手紙

2008年07月18日 15:17

2008年の白百合1
 このまえ田舎の不動産のことを言い出したのは、それがどうこうということじゃないんだ。俺にとっても、子供たちはかわいいし、彼らの将来も彼ら自身が望むように切り開いていくべきだと思っている。
 彼らがこっちに住む、ということは想像もしていない。彼らの将来のために、最低教育に関するかぎりはできるだけのことをしてやりたいと思う。
 将来がどうなっていくか、まったく想像できないけれど、もしその時の状況が可能なら、田舎の資産を東京に移したっていいと俺は考えているんだ。
 おまえの考え方は素晴らしい。この日本では、それはまだまだ少数派だとも思うけれど、俺もそういうおまえの生き方・考え方にこれまでもずいぶん啓蒙されたと思うよ。俺はおまえと一緒になって、本当によかったと思っている。
 今のこういう生活がいいとは俺は少しも思っていない。自分の人生は、親たちの世代を代表する価値観にひとつのけりをつけるための過渡期だと感じている。おまえや子供たちには、まだしばらくつらい時間がつづくだろうけれど、我慢してがんばってもらいたいんだ。
 じゃ、また暮れに戻る。    
                                Your husband, S


今日は、何かあると困るから預かってくれと、危機感を覚えた母が以前送ってきた、
父が母に宛てた昔の手紙を、母に返す都合で引っ張り出したついでに読み返したら、
涙が出てきたので、ちょっとセンチメンタルになってます(汗)。
日付はありませんが、多分、私が高校生の頃の秋じゃないかなぁ…

いよいよ、二人は駄目になってしまうみたいです。今年の正月に、父が母を殴ったらしく、
田舎に強制移住させられていた母が、戻ってきました。やっぱり「新宿っ子」を自称する
母には無理だったのね(ホロリ)。彼女は今、弟たちと楽しく暮らしています。

バイロンの姉オーガスタの伝記や、バイロンのオーガスタに宛てた手紙を読んだりしたときも、
やっぱりかなり切ないものがありましたが、今回はそれに似た錯覚さえしました。

アメリカ・ロマン派文学を専攻していた父。
どうしてあんな風になってしまったのか……切なさ100倍です~
正月に書いた記事はこちらです~
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