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模倣のルーツ

2008年11月03日 19:13

寒くなってきました
E.アウエルバッハの『ミメーシス』や、疋田雅昭の『接続する中也』なんかを読んでいると、
どーも文学作品にはどれにも「まず模倣ありき」というようなことが伺えます。
当然といえば当然なのでしょうが、オリジナルと思われるものでも
ルーツをたどっていけば前例があって、どれもその模倣から始まっている。
たとえば、今上野で開催中の琳派展でも、風神雷神の絵があるけれど、
もともとは伝統的に受け継がれてきた鬼や風神や雷神の絵があって、
それを俵屋宗達があの構図で屏風にして、
それを尾形光琳がトレースしながら「紅白梅図屏風」を完成させ、
光琳の風神雷神を模写した酒井抱一が「夏秋草屏風」を描き、
鈴木其一が「風神雷神図襖」で襖にアレンジ。
(これは受け売りですが/汗)

ランボーも前時代のロマン派の影響は受けているし、
バイロンも古典主義やギリシア・ローマの影響は大いに受けている。
中也もダダや象徴派、明治時代の詩の影響は大きいし、短歌だって。
こんなすごーい人たちばかりを並べて何になるのかって、
結局こういうことです: つまりね、自分のルーツは…?ってことで。
以下、構成要素(ルーツを探れ!)。

<幼年時>
「ふじさんとつくばさん」
絵本です。大好きでした。
神様であるおかあさんが、地上に降りていこうと、富士山に住む姉娘を訪ねると、
吹雪が寒く吹き荒れる中、冷たい娘は母を入れない。そこで、妹娘の筑波山を尋ねると、
快く母を迎え入れたことから、筑波山には爛漫の春が訪れるという話。

「人魚姫」
母が「お姫様シリーズ」なる少女マンガタッチの絵本を買い揃えてくれました。
(後日これは母の建前で、本当は自分がほしかったらしいことが判明/笑)
「シンデレラ」「白雪姫」「おやゆび姫」「人魚姫」「眠れる森の美女」の5つ。
なかでも一番のお気に入りが「人魚姫」でした。
王子に会うために声を失くし、王子を救うために海の泡となって消えた彼女。
幼心に憧れてました。

「ピーターパン」
本当に好きだった!原作。残酷さもひっくるめて大好きでした。

「不思議の国のアリス」
こちらも原作。にせ海がめとグリフォンのところや、ぶたとこしょうの一幕がお気に入りでした。

「映画とKiddy Cat」
ディズニーは、「ピーターパン」「アリス」「メアリーポピンズ」は死ぬほど好きでした。
高校生のとき「アラジン」に、大学に入ってから「ターザン」に惚れましたが(笑)、
幼少期のディズニー映画といえばこのへん。
スターウォーズの姉妹編「イゥオーク・アドベンチャー」という映画や、
「サンタクロース」は父や母が一生懸命見せてくれたものでした。
父が英語に関する職業だったので、「Kiddy Cat」なる子供用英語雑誌と
それに付録のカセットをよくもって来てくれたので、好き好んで聴きました。

「カンジンスキー」
ひょんなことから出かけた美術館で見る機会のあったカンジンスキーの絵画。
「抽象画がいい」みたいなことを母に言ったらしく、母はその後
現代オーストラリアのKen Doneのバッグやそれっぽいものを買い与えていたようでした。
その時に買ってもらったホアン・ミロやカンジンスキーの絵葉書が今でも手元にあります。

<少女期>
「宇宙の騎士テッカマンブレード」
先日パソコンが大破する直前、再び全話を見ることができました。
あの大好きなアニメをまた見れるとは…
「ネウロ」にも負けないサディスティックな作品だったと思います。
絶望的な悲哀が本当に好きでした。なんか、救われなかった…

「燃えろ!トップストライカー」
サッカーはぜんぜん好きじゃなかったのに、この番組は大好きでした☆
何が? って、シーザーという少年が大好きだったんですね。
彼の活躍する回だけビデオで繰り返し見てました。

「アニメ」
「ワタル」「グランゾート」はよく見ました。かなり好きだったなぁ。
「メタルジャック」という作品は、「テッカマン」と同じくらい絶望的で、
でもこちらはテッカマンほどのハマリ具合ではなかったように思います(笑)。
「横山光輝の三国志」のアニメも好きでした。

「ここはグリーン・ウッド」と「赤ずきんチャチャ」、「姫ちゃんのリボン」
原作が大好きでした。こんな学園生活を送りたかったです。
「グリーン・ウッド」の切なさがまた…

「梅沢春人のBOY」
高校生、リアルタイムで、「スラムダンク」や「幽々白書」があったにもかかわらず。
こちらのほうに情熱を注ぎまくってました。
こんな高校生を目指してたのに…っ、根性が足りなかった模様。

「相川七瀬」
織田哲郎とのコラボが好きでした。
重低音といい、彼女のスタイルといい、本当に憧れました~

「金子みすず」
高校生のときからのつきあいですね。
「積もった雪」と「花のたましい」は、私の青春です。
あんなふうに生きたかった。あんな大人になりたかったんです。

「蘇我入鹿」
小学生の時に中大兄皇子を初めて知って、中大兄が好きでしたが、
中学3年のときに大海人にハマって、果ては蘇我入鹿に…
大学で入鹿を勉強する気満々でした(笑)。
元はといえば、関裕二の『天武天皇隠された正体』という本が良くなかった。
この本は麻薬のように私の神経へと入っていきました(笑)。
蘇我入鹿が大好きになってしまったきっかけです。
卑弥呼も好きだったんですが、書物でしっくりくるものがなかったんでしょうね。
(それほどまでに入鹿はツボだったんですねー)

「Little twin starsことキキララ」
「マザーグースの森」というキャラクターショップにも一時期通いつめましたが、
キキララちゃんは、幼稚園児の頃母が私にいろいろ買い与えていたという昔話があり、
それにのっかってもっと好きでした(今でも恥ずかしげもなく買いにいく/汗)。
ララちゃんは弟がいる私にとって、ある種アイデンティティの片鱗を見せるキャラクターです。

「萩原朔太郎の竹」
高校の教科書に載っていたんですが、「竹」の表現にびっくりしました。
頭にどんどんイメージが広がっていったのを覚えています。

「エリザベス1世」
この人にどれほど憧れたか! 大学に入ってからしばらく、
エリザベス関係の書籍にバイト代を費やしました(笑)

「ラルク・アン・シェル」、ビジュアル系バンド
弟の影響でしたが、結局自分から好きになって、集めたり聴いたりしたのは「ラルク」だけ。
ラルクのサウンドは私にしっくりきた模様。
透明感がすきなんだと思います。
これも高校のとき。

「ミリオン・ナイツ」
赤坂泰彦が東京FMから放送していたラジオ番組。
修学旅行のために携帯ラジオを買ってしまったくらい好きでした。
「変な歌特集」は未だに忘れられません。

「中島みゆき」など悲恋を歌う歌
高校のころ、周囲はアムロ一色で、それがいやで(どんだけ天邪鬼かって)
悲恋の曲ばかり聴いていました。中島みゆきの歌唱力に惚れ惚れしたのを始め、
西脇唯や五輪真弓が好きでした☆

「影十八」
三田村邦彦主演、時代劇。このころ時代劇が大好きで、
三田村邦彦や京本正樹が出ている時代劇は一通り見てました。
未だにチャンバラが好きなのにも理由があるんですね☆
これがたたって、京都旅行では太秦映画村では
お小遣いをはたいてお姫様の扮装(コスプレ?)をしてご満悦でした(笑)
友人に腰元をやってもらったのは内緒の話…

「里中満知子の『天上の虹』」
今やバイブルとなったこの漫画。
太田皇女や十市皇女に憧れつつ、さらら街道まっしぐらー!
そして草壁!! 理想の男性がここに!(笑)

「源氏物語」
受験勉強がそのまま趣味になりました。
教科書で柏木の出てくる「若菜(下)」をやって、それが影響でか
受験の古文の問題で源氏が出てくるとテンションがあがり、
予備校の授業でもなぜか源氏をいっぱいやる授業にあたりまして、もはや運命。
柏木という理想の男性がここに…!

「インタビュー・ウィズ・バンパイア」
映画館に3度足を運び、ビデオを買い、サントラCDを買い、
ポスターを買いに夜も8時ごろ隣の駅まで自転車を走らせました。
サディスティック&ゴシック趣味はこのへんに由来しているのかな~?(汗)
エンディングを「BOY」で知ったGuns and Rosesが歌っているのを知って感動。

<19~22>
「Beverly Hills 90210」
いわゆる「ビバリーヒルズ青春白書」です。
最初母が見ていたんですが、第6シーズンではまりました。
その後写真集などを買い求め… 英語学習に意欲が湧きまくったのは言うまでもなく。

「クラシックコンサート」
今は夫となった相方の影響ですね。もともとピアノをやっていたからすんなり入りましたが、
どうも本性とは微妙に差異があるようで、眠っていたこともちらほら…(ゴメン)

「Bon Jovi」、メタル
大学の授業で音楽を調べる機会があって、そこからスタートしました。
中学生のとき「メタルジャック」や「テッカマン」の主題歌がお気に入りだった自分は、
あっという間に本家のメロコアメタルに染まっていきました。

「抽象画」
カンジンスキーをはじめ、美術館へ行く機会が多くなりました。

「西洋美術館の死の舞踏展」
版画のすごさと、死のイメージの系譜にびっくりでした。

「フランス近代文学」
線引きが難しいですが、1920年を前後する作品を多く読むようになりました。
ボーヴォワールの『他人の血』やバルビュス『地獄』『砲火』は、
今でも頭に残っています。

「オスカー・ワイルド」
凝り性なので、一通り全部日本語のものは読みました。
「まじめが肝心」万歳。「ドリアン・グレイの肖像」もツボでした。
童話もワイルドらしい、煌びやかな描写が素敵でした。

「バイロン」そして「ランボー」
もしここでこいつらに出会ってなければ、と思うとすごい出会いをしたもんだと思います。

<23~24>
「地獄の季節」「チャイルド・ハロルドの巡礼(3巻)」
ランボーの作品を初めて原書(フランス語)で読みました。
バイロンの作品を初めて原書(英語)で読みました。
ただ読むのではなく、精読です。
感動。

「アルゼンチン」
サッカーではまりました。
その後スペイン語の入門編をクリア。マルタ・トラーバの『陽かがよう迷宮』にはまり。
マテ茶とその茶器をアメリカから輸入し、ドルチェ・デ・レーチェを探して都内を彷徨い。
いやー… すごかった(笑)

<25~29>
「中原中也」
こうして年代順に追っかけると、かなり後になるんですね。
25歳になって、教材に出てきた「汚れつちまつた悲しみに」がきっかけで読み始めました。

「マンフレッド」
バイロンの作品。日本語では読んでいたのですが、原書(英語)で読んだのは初めてでした。

「西洋美術館のラ・トゥール展」
もともとゴシック趣味だったんでしょうが、バロックの陰影のつけ方など、
この展覧会がきっかけでした。また、キリスト教絵画に傾倒したのも、
聖書関連に興味を持つようになったのも、この展覧会が契機になっていると思います。

「キャラメル」
もともと、学生のときにキャラメルフラペチーノやマキアートを好き好んでいたんですが、
こんなに大好きになったのは多分卒業してから。
あんまり好きじゃなかったはずのクッキーやチョコレートも
仕事でもらうようになってからばくばく食べるようになったものと思われます…

「リア王」
学生のとき、「ハムレット」「オセロー」を原書で読んだのですが、
卒業してから二年連続で二回読んだ「リア王」は、いろいろと思い出深い作品です。
いちばん好きなのは「ハムレット」に変わりはなかったんですが。

「(ベルギー)象徴派」
渋谷文化村の展覧会がきっかけ。
ローデンバック「死の都」は素晴らしかったです。
ロートレアモン「マルドロールの歌」もカッコよすぎ。ただし、電車で読んでいて
人に見られたら誤解を招くのではと、ヒヤヒヤしながら通勤中に読みました(笑)

「秘密の花園」
…必要に迫られて「マザーグース」関連いろいろ見ました。
アガサ・クリスティも読みました。でも、いちばんはもともと好きだった「秘密の花園」。
小学生のときに映画を見た覚えもあり、原作も映画も面白かったです。

<30~現在>
「次の日ケロリ」
一時期リラックマにもはまりましたが、ケロリの方が亜流っぽくていいかな。

「サロメ」
原書で読んだのは最近だったりします。

「オフィーリア」
モチーフとしてのオフィーリアにハマってます。ミレイの絵画もびっくりでした。
個人的にはアーサー・ヒューズのほうが好き。
BBCのCDのオフィーリアの歌もいいですね~ ラルクのも☆

「ぬらりひょんの孫」
どうも蘇我入鹿の系譜に属するような気がするんです。
時代劇な要素もあり。



こうしてみると、やっぱりルーツはサディスティックな西洋芸術がいちばん根深いという結論に達しそう。
日本人としてのアイデンティティは、古代史と時代劇にあるのかな~?
なかなか分解できそうもありませんなっ。
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コメント

  1. ゆ | URL | -

    お久しぶりです!楽しく読ませていただいてます(^^)
    私もビバリーヒルズはまりましたよ~!
    他にも、アリーmyラブ、フルハウス、フレンズなどなど。
    今でも時々見ちゃいます。海外ドラマ楽しいですよねっ♪

  2. Shallot B. | URL | GosGM5ns

    Re: 模倣のルーツ

    @ゆっ○○~!!

    お久しぶりです☆
    「ビバヒル」、面白かったよね~!
    DavidとSusan(第6シーズンのみ)が好きでした~☆
    (David馬鹿な子だったけど…/笑)
    「フルハウス」可愛かったよね!!
    あとお気に入りだったのは「ダーマ&グレッグ」(笑)
    あのなんとも言えないアメリカンジョークに大笑いでした☆

    またお茶しようね!!

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