Greensleeves

2008年12月06日 20:02

ロセッティのグリーンスリーヴス

グリーンスリーヴス
歌:ロリーナ・マッケニット (訳:Shallot B.)

ああ、あなた、ひどいひとだ
つれなく僕を捨てるなど
一緒にいられて嬉しくて
ずっとあなたを愛してきたのに

グリーンスリーヴスこそぼくの喜び
こころのときめきはそこにあった
僕の心の喜びなんて
それが僕のあのひと以外に誰がいようか

僕はあなたの望むものを
なんでも差し出すつもりだった
命も屋敷もあなたの愛と
その気持ちを授かるために賭けてきたのに

グリーンスリーヴスこそぼくの喜び
こころのときめきはそこにあった
僕の心の喜びなんて
それが僕のあのひと以外に誰がいようか

煌びやかに金色で
刺繍された白い衣装
白い絹のあなたの衣装
僕は喜んで買ったのに

僕の心を奪ったグリーンスリーヴス
僕の喜びもしあわせも
すべてグリーンスリーヴスにあった
それが僕のあのひと以外に誰がいようか



The VisitThe Visit
(2006/11/14)
Loreena McKennitt

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ウィキペディアによれば、緑色の袖は「娼婦」のものだったとか。あるいは、緑は性的なイメージを喚起させる色であり、恋の快楽的な側面や「道ならぬ恋」をイメージするものだとか。またはヘンリー8世の多情を揶揄したものだとか。
いずれにしても、この歌が16世紀から歌い継がれてきたイギリスの古い小唄であることには違いないです。

私が指摘したいのは、緑色だけでなく、いくつか色がでてきていること。「金色」(gold)は、「my heart of gold」(a heart of gold:美しい[純真な]心)という句で出てきているけれど、多分純粋さのイメージと共にきらめきを暗喩しているのではないかしら。「白」(white)は恐らく純白、無垢のイメージ。
このような色彩感覚から想像すると、グリーンスリーヴスの女性って、かなり原初的な、奔放な女性という感じがします。19世紀の「宿命の女」へとつながるのかしら。だからロセッティが描いたのかもね。



原詞は以下の通りです~

Greensleeves
Loreena McKennitt

Alas my love you do me wrong
To cast me off discourteously;
And I have loved you oh so long
Delighting in your company.

Greensleeves was my delight,
Greensleeves my heart of gold
Greensleeves was my heart of joy
And who but my Lady Greensleeves.

I have been ready at your hand
To grant whatever thou would'st crave;
I have waged both life and land
Your love and goodwill for to have.

Greensleeves was my delight,
Greensleeves was my heart of gold
Greensleeves was my heart of joy
And who but my Lady Greensleeves.

Thy petticoat of sendle white
With gold embroidered gorgeously;
Thy petticoat of silk and white
And these I bought thee gladly.

Greensleeves was my delight,
Greensleeves my heart of gold
Greensleeves was my heart of joy
And who but my Lady Greensleeves.
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