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バイロン『カイン』読了

2009年04月27日 01:24

クノップフ風の町の夕暮れ
カイン (岩波文庫)

岩波文庫が思いつきで復刊しているのではないかしらと思うときがしばしばありますが、
今回もそのご多分に漏れず復刊されたものを、夫がゲットしてきました。

バイロンの作品群の中では、後期作品に位置し、亡くなる3年前に書かれた劇詩です。
系列としては『マンフレッド』の系譜に属するものなので、個人的にはかなり気に入っている作品。
10年くらい前に那須書房から出ている『バイロン全集』の、古ぅ~い訳で読みましたが、
そのとき以来、私のルシファーの像は、めっさカッコイイ長髪の細身の銀髪の……(笑)
(だからダンテの『神曲』のルチフェルを、ドレの版画で見たときショックだったわけで…。)
ルシファーって、まるで下図のピンクの髪の毛のお兄さんの銀髪版ですよ。↓↓
トロイダルさんの図

話が反れました…(汗)
カインのメランコリックな雰囲気に、久しぶりにうるうるしました。
電車の中で読んでいて、もう夢中。
知識と引き換えに失った永遠の命。
人間の罪も、罪だと知ってしまったがゆえの罪。
そして、死に対峙する彼の姿は、現代には失われつつある、紛れもない「死」そのものを眼前にしたときの感覚なのだと思います。

でも、私は『マンフレッド』のほうが好きですけどね。
バイロンの後期作品は、どことなく喋りすぎのような気がします。

マンフレッド (岩波文庫)
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