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オフィーリアの歌と花言葉

2009年05月05日 12:00

ホワイトデーの贈り物09

オフィーリア:(歌って)
  棺の顔に 布はなく
  (ララ ラ ララ ラン ララン ララン)
  お墓に 涙の 雨は 降る
 さようなら、いとしいひと。

レアティーズ: おまえが正気で復讐しろと言っても
  これほどまでには揺さぶられまい。

オフィーリア: あなたは「ズン ズンズン」で、あなたは
  「ズンドコ お呼び」って歌うのよ。あぁ、なんて糸車にぴったりなの!
  不実な召使よ、主人の娘を奪ったのは。

レアティーズ: たわごとには変に意味がある。

オフィーリア: 迷迭香よ、花ことばは追憶。おねがい、
  どうか覚えていて。菫草、ものおもい。

レアティーズ: 狂気のおしえとは! 追憶とものおもいとはおあつらえだ。

オフィーリア: 茴香と苧環はあなたに。芸香はあなたに、そしてわたしも。
  ひとは「日曜日のおめぐみ」と呼ぶわね。
  ああ、あなたには違う芸香がいるわ。
  雛菊。菫の花もあげたかったけれど、父さんが死んだときみんな枯れちゃったの。
  いい最期だったというわ――
  (歌って)いとしいこまどり、よろこびよ。

(シェイクスピア『ハムレット』4幕5場より)


ゴールデンウィーク課題、とりあえずひとつクリアです(笑)
オフィーリアの小唄には、狂気のまま歌うものとはいえ、彼女の悲劇性がいっそう強調される効果があるような気がします~。根拠は、やっぱり詩の持つ言葉のひとつひとつの重みですかね~。たとえば、今日の歌の最初の連、ふつうの散文にすると「棺に納められている父の顔は素顔のままで、運ばれてゆく。お墓のそばに立つ人の目からはとめどなく涙があふれ、墓をぬらす。」となりますが…。

シェイクスピアの劇の殆どのセリフがブランク・ヴァース(無韻詩)で書かれていて、韻律ありの押韻なしで、とても語調がいいです。ケルトの神話の中では、詩人は世の中を左右するほどの力をもっていたわけですから、言葉の重さを感じずにはいられません。



OPHELIA:
[Sings.]
They bore him barefac'd on the bier
(Hey non nony, nony, hey nony)
And on his grave rain'd many a tear.
 Fare you well, my dove!

LAERTES:
Hadst thou thy wits, and didst persuade revenge,
It could not move thus.

OPHELIA:
You must sing 'down a-down,' and you 'Call him a-
down-a.' O, how the wheel becomes it! It is the false stew-
ard, that stole his master's daughter.

LAERTES:
This nothing's more than matter.

OPHELIA:
There's rosemary, that's for remembrance. Pray you,
love, remember. And there is pansies, that's for thoughts.

LAERTES:
A document in madness! Thoughts and remembrance
fitted.

OPHELIA:
There's fennel for you, and columbines. There's rue for
you, and here's some for me. We may call it herb of grace o'
Sundays. O, you must wear your rue with a difference!
There's a daisy. I would give you some violets, but they with-
er'd all when my father died. They say he made a good end―

[Sings.]
For bonny sweet Robin is all my joy.

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