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煩悶

2004年07月30日 01:39

 彼女は僕に、絶え間なく打ち砕かれてきた野心を許させてくれるだろうか、――裕福な最期は窮乏した時代を償うのだろうか、――サクセスの1日は、どうしようもない不器用さっていう羞恥心の上に、俺らを眠らせるのだろうか、
 (あぁ椰子の木々、ダイヤモンド!――愛情よ、強さよ!――どんな喜びや栄耀よりも、もっと高く!――どんなやり方でも、どこにあっても、――悪魔や神に頼っても、俺自身というこの存在の青春を費やしても!)
 科学的な魔法の発見や社会的な友愛の運動は、原初的な誠実が少しずつ取り戻されるように、重要視されるようになるんだろうか?…
 しかし俺らを従順にしてしまう女吸血鬼は、彼女が俺らに残したモノで満足しなさい、そうじゃなきゃ俺らはもっと狂っちまうだろう、って命令する。
 転がり堕ちていくよ、倦怠の空気と海を抜けて、傷の中へと。破壊的な水と大気の静寂を抜けて、苦悶へと。凄まじい荒波の静寂の中で、嘲笑っている凄惨へと。
<Angoisseについて>
 未来への懸念というか、疑いを描いた作品。「煩悶」と訳したけれど、「不安」とか「苦悶」とか訳出されていることも多い。青年期の、誰もが経験するであろう憂愁が、きらりと光っている…
 Shallotは、ランボオのこういう煩悶を描いた作品が大好きで、『地獄の一季節』と共通するテーマを、この詩は十二分に含んでいるであろう。
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