スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『バスク奇聞集』読了

2009年11月01日 02:01

春の新宿09、少年たち

フランス民話 バスク奇聞集 (現代教養文庫)

ペローの童話集にも一時期ハマリましたが、今回はたまたま図書館で発見したバスク民話集に魅せられました、『フランス民話 バスク奇聞集』読了しました。

まず、ラミナという妖精の物語は、挿絵に惑わされなければ、かなりイギリスの妖精物語に通じるものがあるのではないかしら、と思いました。キリスト教的観点からすれば、タルタロという怪物のお話とひとからげにされて、完全に悪魔の一種にカウントされそうですが、悪者ではなく、これはむしろ日本の妖怪に近い、土地神のようなものでもあるのではないのかなと思いました。

「悪魔と魔女たち」の章では、3つめのお話の「すべての垣根を越えて」が印象的でした。「垣根」をキーワードにすえるなら、垣根を跨ぐ者こそ、魔女に他ならないのですから、それが人々に語り継がれていたということがヨーロッパにおける「魔女」信仰の根深さをうかがわせます。

「ことばを話す動物たち」の章では、6番目の物語「美女と蛇」。美しいです~! 美女と蛇っていう取り合わせもかなり素敵(爆)ですが、ストーリー全体をとりまくイメージの美しさが半端じゃないです。どことなく『美女と野獣』を思い出させますが、野獣じゃなくて蛇ってところがイイ!ウインク フィフィーヌ(王女)とアゾール(蛇氏)のやり取りが、なんだかお互いの優しさをめっさイイ感じに伝えてくれます。温かい、優しい、美しい物語。アゾールの気分でお屋敷の雰囲気が変わっちゃうってところもまた素敵です☆

他にも、とっても間抜けな(?!)聖ペテロとイエスの漫才物語(汗)(正直漫才と思います~)とか、なぜか詐欺師の味方の語り手が語るペテン物語とか、魅力的なお話が満載でした!
関連記事


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://sousleau.blog5.fc2.com/tb.php/630-a6a780d1
    この記事へのトラックバック


    Articles


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。