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荒れ果てた景色のなかで

2009年12月23日 00:30

ピンダスの山景色

【チャイルドハロルドの巡礼】第2編より、42連-44連
    バイロン作  Shallot B.訳

42
夜が明ける。そして、それとともに険しいアルバニアの山々が、
暗いスリの岩山が、そしてピンダスの内陸の峰が、
半ば霧をまとい、雪のように白い渓流に露を結び、
たくさんの薄暗い紫色の筋で装って
現れる。やがて、たなびいている雲が途切れると、
山の民の住居をあらわにする。
ここでは狼が吠えている、鷲が嘴を砥いでいる。
猛禽類や猛獣、そして荒くれ者どもが現れて、
辺りに嵐を巻き起こし、暮れゆく年を震撼させる。

43
今やハロルドはついにぼひとりぼっちだと感じて、
キリスト教徒の言葉にサヨナラを告げた。
今や彼は誰もが褒め称えても、多くの人が見るのを怖がる
未知の岸辺に分け入った。
彼の胸は運命に対して武装したが、彼の求めるものはほとんどなかった。
彼は危険を求めなかったが、危険に向かい合うことに怯みもしなかった。
その景色は荒れ果てていたが、目新しかった。
このことが旅の絶え間ない苦しみを和らげた。
そして厳しい冬の突風を打ち負かし、夏の暑さを歓迎した。

44
ここでは赤い十字架が、(その十字架はまだここにあるのだよ、)
残念ながら割礼を受けた者たちによって嘲笑われるが、
甘やかされた聖職者にとって大切な誇りを忘れてしまい、
僧侶も信者も同様に蔑まれる。
忌わしい迷信よ! 偶像、聖人、聖処女、預言者、
三日月、十字架などと、おまえが何に身をやつしても、
いかなる象徴でおまえが尊ばれようと、
おまえは僧にとっては利益となり、人民にとっては損害となるのだ!
一体誰が、真の崇拝の黄金を、迷信の鉱滓と見分けられるだろうか?



仕事の合間に訳出したので(汗)、辞書も紙辞書、訳は裏紙に、という状況でしたんで、
単語などその他の詳細な情報はこれらの連については勘弁してください(涙)

「運命に対して武装する」ってのはバイロンらしい、カッコイイ表現ですよね~☆
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