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劣悪な血 ④

2004年08月08日 02:15

 出発は取りやめだ。この道をたどりなおそう。それからこの地を僕の悪徳で埋め尽くすんだ。僕の悪徳は――ものごころ付いたときから脇腹に苦痛の根を下ろしたけれど、死んだかと思うと僕を叩きのめして、僕をもとの器に戻しては引きずっていく。
 最後の純真と内気。言われてるじゃん。世の中に自分の苛立ちと偏見を持ち込まないでって。
 進め! 行進、重圧、砂漠、倦怠、そして怒り。
 僕は誰に雇われるんだろう? どんな猛獣を拝まなくちゃいけないの? どんな聖像を攻撃するの? どんなこころを壊してしまうの? どんな嘘をつき続けなくちゃいけないの? ――どんな血の中を歩めと言うの?
 むしろ、正義に気をつけろ。――キツイ人生、おめでたいほど馬鹿になること、――振り上げろ、ひび割れた拳を、棺の蓋を。そうすれば、老化もなく危険もない。恐怖なんて、フランスっぽくないでしょ?
 あぁ! 僕はあんまりにも見捨てられているから、どんな聖像にも完全への躍動を捧げるよ。
 あぁ僕の献身、あぁ驚くべき僕の慈悲! それなのにこの世では! 「深淵より、神よ」なんて、馬鹿だよ、僕は!
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