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劣悪な血 ⑧

2004年08月12日 02:19

 懶惰はもう僕の恋人じゃない。激しい怒り、放蕩、狂気、そういうものの勢いも禍いも、僕はみんな知っている。――僕の重荷はみんな下ろされた。陶酔することもなく、僕の無垢の拡がっていくのを意識しよう。
 僕にはもう、マゾ的慰めは要らない。僕は義理の親父キリストと一緒に、結婚式なんて厄介ごとに関わるとも思えない。
 僕は理性の囚人じゃない。「神よ」と僕は言った。救いの中で自由がほしい。どうやって追い求めたらいいの? 浅はかな趣向は僕にはなくなった。献身も聖愛ももう要らない。僕は繊細な心の世紀を懐かしんだりはしない。人はそれぞれ、道理や軽蔑、施しを持っている。僕はね、良識というこの天使の梯子のてっぺんに自分の場所を予約してあるんだ。
 安定した幸せって言えば、家庭的だったりそうじゃなかったり……いや、僕にゃムリだ。僕はあんまりにも飽きっぽくて脆弱だもん。人生は労働によって花開くなんて、古びた真理だ。僕はといえば、人生があんまりに軽くって飛び上がってしまって、行動の遥か上のほうに、世界の果ての空高く浮かんじゃってるよ。
 死をいとおしむ勇気が失くなってしまうほどに、古めかしい娘になっている気分だよ。
 もし神が僕に宙の静寂を与えてくれたなら、祈りを、――古代の聖僧たちのように。――聖僧!強い人!もはや祈りを必要としないような、隠者、芸人たち!
 絶え間ない芝居だ!僕の純粋さにじーんとくるよ!人生は皆で進める芝居なんだ。
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