2011年07月31日 14:36

![]() | 天保十二年のシェイクスピア (1973年) (書下ろし新潮劇場) (1973) 井上 ひさし 商品詳細を見る |
井上ひさし『天保十二年のシェイクスピア』。必要に迫られて、とりあえず、7月下旬に3回弱精読しました…。
で、縁あって「劇団新感線」のDVDを見ました。
これ、すげーわぁ。
①私、テレビドラマ「大地の子」以来の上川隆也のなんちゃってファンなのですが、
上川さん、やっぱすごすぎる! 原作の台本読んだだけだと、三世次はイマイチ嫌なヤツキャラくらいにしか思わなかったけど、この舞台の三世次はカッコイイ!(ぇ)
「ことば・ことば・ことば」の歌とか演出も面白い&ビックリだし!
楽しい気持ちになりました!(悲劇なのに!)
②清滝の婆がカワイイ!
ばばあなのに! 動きがカワイイ!!!>▽</
口調が移っちゃって、仕事場で思わず何を言うのにも芝居がかってました(笑)
もちろん、ばばあの真似!!
③王次とお光の「好いた同士に」の歌が楽しい☆
「す~いた同士に☆ うれし~~や春は☆」って一緒に歌いたくなる(爆)
④王次の通称「問題ソング」も嫌味がない!
これは、蜷川幸雄演出の王次役藤原竜也版で較べるとよくわかります。
蜷川幸雄演出のほうが、台本(原作)に近いのではないかしら。
井上ひでのり演出(王次役阿部サダヲ)版ではカットされた「邦訳の列挙」の場面も忠実だし。
舞台の華やかさは井上ひでのり演出のもののほうが圧倒的だし、面白さも嫌味のなさも井上版のほうがいいかもしれません。ただ、井上ひさしの原作に忠実なのはやはり蜷川版のほうでしょうから、その辺も加味するべきかも。
とりあえず、井上版は、歌がめっちゃおもしろくって、楽しい気持ちになりました☆
この濃いぃ~~~台本、ちょっと嫌な気持ちになる台本を、面白く感じられたのは収穫です~☆
- 関連記事
-
- 真夜中の「パヴァーヌ」
- 正か邪か生か死か問題だ♪
- 復活への思い
コメント
コメントの投稿