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毒の樹

2011年09月27日 16:03

A Poison Tree

【毒の樹】
  ウィリアム・ブレイク(『無垢と経験の歌』より)

僕は友人に腹を立てた
その理由を話したら、怒りもおさまった
僕は敵に腹を立てた
理由を話さなかったら、怒りは育っていった

怯えながら 朝に夕に
僕は涙の水遣りをした
微笑みながら 巧みで人には知れない策略で
僕はお日様にあててやった

怒りの樹は 朝に夕に
育っていき、とうとうピカピカで赤い林檎を実らせた
奴は林檎が輝くのを見て、
それが僕のものだと知った

闇夜に星が隠れたときに
奴は僕の庭へと侵入して林檎を盗った
朝になって 僕は喜んだ
奴は樹の下で腕を大きく広げていた


林檎の象徴するところはヤハリ禁断の果実ってことなのか…。
それとも、敵がそれを見て食べたいと思ってしまうような
何か魅惑的なものなのだろうか。
魅惑的だから禁断でも惹かれてしまうのかな。

闇夜に紛れて盗むようなものなのだろうね。
そしてそれが致命的なものだったのだと。

人間の七つの大罪のひとつ、「憤怒」。
この一人称の語り手は、明らかに罪を犯していますよね。
地獄墜ちのベクトルが語り手に降りかかっているのは言うまでもない。
そすると、「失楽園」のきっかけになった林檎は意味を持ってくると
言えるのかしら…。



A Poison Tree

I was angry with my friend:
I told my wrath, my wrath did end.
I was angry with my foe:
I told it not, my wrath did grow.

And I watered it in fears,
Night and morning with my tears;
And I sunned it with smiles,
And with soft deceitful wiles.

And it grew both day and night,
Till it bore an apple bright.
And my foe beheld it shine.
And he knew that it was mine,

And into my garden stole
When the night had veiled the pole;
In the morning glad I see
My foe outstretched beneath the tree.
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