スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

春から夏までの読書(中世編)

2012年09月06日 16:25

えー…^^; なんと申し上げてよいやら。
タイトルに「春から夏」なんて書いたけど、
厳密には昨年12月から8月までという、なんとも長大な期間の読書記録…。
ますますコメントが減って、箇条書き状態が加速しそう。
とりあえず、ヨーロッパ中世に関する本を並べてみます。



・堀田善衞『路上の人』
路上の人路上の人
(2004/02/17)
堀田 善衞

商品詳細を見る

中世好きにはたまらない物語。

・阿部謹也『中世賎民の宇宙』
中世賎民の宇宙―ヨーロッパ原点への旅 (ちくま学芸文庫)中世賎民の宇宙―ヨーロッパ原点への旅 (ちくま学芸文庫)
(2007/02)
阿部 謹也

商品詳細を見る

中世ヨーロッパの人々の時間と空間のとらえ方が勉強になりました~。
時間が循環的にとらえられていた、とか、
狼と森のとらえ方とか、キリスト教の根付いていった経緯etc, etc...

・フマガッリ=ベオニオ=ブロッキエーリ『エロイーズとアベラール―ものではなく言葉を』
エロイーズとアベラール―ものではなく言葉を (叢書・ウニベルシタス)エロイーズとアベラール―ものではなく言葉を (叢書・ウニベルシタス)
(2004/06)
マリアテレーザ フマガッリ=ベオニオ=ブロッキエーリ

商品詳細を見る

2人の極めてヨーロッパ的な、それでいてエロイーズの女性としての先進性とtoughnessに惹かれました。
…アベラールは自業自得っていうか…
なぜかミシュレの『魔女』の下巻に出てくる聖職者とイメージがかぶるんだけども…。

・馬杉宗夫『黒い聖母と悪魔の謎』
黒い聖母と悪魔の謎 (講談社学術文庫)黒い聖母と悪魔の謎 (講談社学術文庫)
(2007/11/08)
馬杉 宗夫

商品詳細を見る

フランスの古い土地に残る黒い聖母の像。
古代の土着宗教がキリスト教と融合していく過程で作られていったもの、ということです。
フランス革命のときに、中世の間大切にされてきた信仰の土台となる多くの像や教会が破壊されたそう。
日本の明治維新のときを彷彿とさせる出来事が書かれていました。
いつの世も、革命は前時代の否定から始まるんだね。

・秋山聰『"聖遺物崇敬の心性史 西洋中世の聖性と造形』
聖遺物崇敬の心性史 西洋中世の聖性と造形 (講談社選書メチエ)聖遺物崇敬の心性史 西洋中世の聖性と造形 (講談社選書メチエ)
(2009/06/11)
秋山 聰

商品詳細を見る

これ、本当に面白かった!
現代英語のvirusのもともとのvirtusは「力」だったこととか、その力の恩恵にあずかるのに現代からみるとすごく滑稽なモノがいろいろと発明されたり…。堀田善衞の『路上の人』の時代、クラーナハやデューラーの時代、なんだかいろいろと想像力がたくましくなりました。
関連記事


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://sousleau.blog5.fc2.com/tb.php/786-b0b5933c
    この記事へのトラックバック


    Articles


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。