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[題のない断章]

2004年11月02日 02:40

 7月の、ある曇り空の朝。死者たちの灰の味が空に漂っている。――火床の中で汗ばんでいる薪の香り、――水に浸っている花々――散歩道は荒れ果てていて――畑を流れる水路には冷たい霧雨、――どうしてもう玩具とお香ではいけないの?
          *   *   *
 鐘楼から鐘楼へ網張って。窓から窓へと花の綱。星から星へと金鎖。そうして僕は踊ります。
          *   *   *
 深い池は絶え間なく燻り続けている。どんな魔女が真っ白な夕空を前に立ち尽くすのだろう? どんな菫色の樹葉が降りてくるのだろう?
          *   *   *
 公共の基金が友愛の祭りで流出しているあいだに、雲の合間では薔薇色の炎の鐘が鳴り響く。
          *   *   *
 墨の快い味わいが掻き立てられて、僕の眠れぬ夜には柔らかい黒い粉が降り注ぐ。――僕はシャンデリアの灯を弱くして、ベッドに身を投げ出す。そして仄暗い隅に向いてみると、僕はあなたたちを認めるよ、僕の娘たち! 妃たち!
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